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荒川和久『超ソロ社会』PHP新書を読んで

2021-12-28 07:07:07 | Weblog

先日、上野毛にあるカウンター4席、テーブル1席からなる小さなお寿司屋さんで、パートナーの友人のご夫婦との忘年会を行いました。

結婚してからは、寿司といえば子どももいるということもあり殆どが回転寿司。

大将が握る寿司を食べるのは久しぶりのことでした。

イワシってこんなに脂が乗って美味しかったかな?

タコってこんなにも柔らかいの?というように食に感動しました。

店の雰囲気もよく、ビール、シャンパン、ワイン、日本酒と飲みすぎてしまいました。

 

さて、今回は、荒川和久さんが書かれた『超ソロ社会』PHP新書についてのメモを残しておきたいと思います。

 

○「知り合ったきっかけ」

1960年以前 50%以上が見合い結婚

2000年以降 見合い結婚は6%

生涯未婚率の上昇は

男性側からすれば、「先行き不透明な状態で、経済的に不安定なまま結婚できない」

女性側からだと「確実な安定収入が見込めない相手とは結婚できない」

 

○年代別初婚同士の婚姻数比較

(男性)1947年 2014年

20代 358,216   212,746

30代   51,242   172,401

40代    2,629    35,071

50代     531      4,030

(女性)1947年 2014年

20代 339,608   262,106

30代   12,511   151,897

40代    1,403    18,467

50代      315     1,324

→筆者によると40歳以上の「おっさん初婚者」が増加している。

 なお、結婚したカップルの平均年齢者は約1.7歳。

 よって、「おっさん」と「おばさん」が結婚しているようです。

 

○1893年人口千対離婚率は3.38で現在の離婚率1.84のほぼ倍。

その理由は姑によって「当家の嫁にふさわしくないから出ていけ」という「追い出し離婚」が多かった。

戸籍謄本の配偶者欄にバツ印をつける明治民法施行から離婚が減少している。

明治維新までは結婚しても姓は変わらなかった。

 

○都道府県別離婚率ランキング

1 沖縄 2.53

2   宮崎2.07

47  富山 1.34

理由は不明ですが、沖縄はシングルマザー率も一位。

逆に東京はシングルマザー率が最も低いそうです。

 

○離婚申立ての動機

夫 

1 性格が合わない

2 精神的に虐待する

3 異性関係

1 性格が合わない

2 生活費を渡さない

3 精神的に虐待する

→男の身勝手さが出ている気がします。

 

○男性の生涯未婚率が急上昇し始めたのは1990年以降。

それはコンビニ売上率が急上昇し始める時期と一致する。

→そらは体験上、すごく同意できると思います。

 

○仕事に「承認」と「達成」を感じる人は仕事をすることそれ自体が喜びである場合も多い。

そういう職業の人たちの生涯未婚率が高いのはそのためかもしれないと筆者は言う。

→職員室にも多くの未婚者がいるのはそのためでしょうか?

 

○江戸時代には損料屋があり、衣料品、布団、蚊帳、食器、冠婚葬祭具、雨具、家具、畳、大八車など生活に必要なほとんどの物がレンタルで賄えた。

→シェアリングエコノミーが既に江戸時代に行われていたことに驚きです。

 

○人は、自分と違うものを許容できない。

→それを面白いと感じられるのが結婚だと思います。

それを許せないのが、イジメ。

 

○「他人と過去は、変えられないが、自分と未来は、変えられる」カナダの心理学者エリック・バーン氏の言葉

→そごく、印象に残りました。

 

 

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