卒業式、学年末考査も終わり今年度も終わろうとしています。
ほぼ同時期に来年度の担当学年が発表され、入学式の準備等も同時に行われています。
本日は日曜出勤で休日にも関わらず仕事をしている私。
本日は新入生(約600名)を入学式前に集めて、業者テストを実施しています。
一両日中に出てくる業者テストの結果を元に新入生たちのクラス分けがなされることになります。
一般的には入試の得点結果でクラス分けをすれば良いのではないかと思われるかもしれません。
しかしながら、近年は入試形態も多様化しています。
3教科入試、5教科入試、小論文入試の導入などその形式は様々。
学力にもバラつきがあり入学者の本当の学力が分からないのが実情です。
業者テスト実施も致し方ない面はあるのです。
さて、河合塾の全統模試は予備校会場か自宅での受験を選ぶ形式です。
英検は校内実施をする場合もありますが、多くの生徒は外部会場での受験となります。
ベネ〇セの場合には全ての模試が校内受験なのです。
私は疑問を感じていて、少々怒っているのです。
一言で言うと、模試業社から学校への「労働の丸投げ」と「搾取」。
通常業務に加わる模試に係る仕事を具体的に言えば、
・試験監督業務
試験監督官は模試実施業者がアルバイトを雇えば解決すると思うのですが・・。
・試験受験実施準備(クラス在籍数に準じて問題を数えて準備)
教室案内、受験者シールの貼り付け、試験問題の小分けなどを昨日は1時間半かけての準備がありました。
試験実施後も業者への解答返送などあるのです。
そのような学内模試が最低でも年に3回以上実施。
加えて、ベネ〇セのGTEC(英語力をはかるテスト)、ベネッセGPSも校内で実施されています。
慣れると、それを行うことが「普通」だと感じてしまいます。
実施しないより実施した方が良いとの主張が通ってしまいます。
英検2級の検定料は個人申し込みをすると8000円。
それに比べ、ベネ〇セ模試代金は約3500円と格安です。
格安な理由は学校会場を無料で提供し、試験監督も無報酬では働かせるから。
常の労働の中での実施。
無償の愛に乗じた、無償の労働提供は問題であると思うのは私だけでしょうか。