先日参議院選挙の結果が明らかになった。
結果は与党の圧勝だ。
何年かして、憲法改正以前がよかったと昔を懐かしむことがないことを願うばかりである。
私はこの数日、候補者のポスターを見るたびに疑問を感じていた。
木製の立て看板設置に税金はどれくらい投入されているのだろうかとと。
立候補者の何名かのポスターは見覚えるある顔がいる。
自民党からは元バレーボール選手の朝日氏と元おニャン子の生稲さん。
立憲からは元テレビタレントの蓮舫さん。
れいわ新撰組からは山本さん。
その他、元野球選手、元関脇など。
明らかに知名度での得票を期待している。
それはまさに、ポピュリズム。
毎回の様に10代、20代の若者たちの投票率の低さも問題とされている。
その解決策として投票した人に何か特典をあげることで投票率が上がるのではないかという意見や実践例を語る人もいる。
しかしそれはナンセンスだ!
それはまるで献血に協力した人に飲み物を提供するような発想そのものだ。
期日前投票率が伸びていることは、日曜日に選挙会場に行かれない、行きたくないということも読みとれるのだ。
仕事や、私的な用事で多くの人々は忙しいのである。
若者の投票率を上げることは実は簡単なのだ。
それは、ネット投票の導入が一番の策。
税金の申告や支払いもネット利用なのだから、投票もそれで良いのではないか。
大学入試で優遇される「英検」も、CBT(Computer Based Test)利用者が急増している。
成りすましを心配する声も聞かれるが、それができない対策はできるはずである。
現在の投票システムでも、投票券を持参して「○○さんですか?」
「ハイ」で身分確認終了なのだから。
それよりも明らかに確実な身分証明をコンピュータ利用で可能なのだ。
ネット投票を導入しないのには何らかのワケがあるではないかと疑っている。
投票率が上がらない方が良いと思っている政党があるのではないかと。
若者を中心とした浮動票に左右されることを恐れている現職議員も多いはず。
業界団体の組織票が選挙の当落を左右する選挙は、問題ありと多くの人が思っているはず。
政治はどちらに向かっていくのであろうか?
日本はの未来は大丈夫であろうか。