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『先生の話ことばの癖』

2024-01-23 07:07:07 | Weblog

私は最近、職員室にいる先生を観察する面白さを感じています。

職員室内の自席で目を瞑っていても、その人の歩く音、ドアを閉める音で誰かを言い当てることができる私です。

聴力の衰えは感じますが、私に対しての悪口と多くの先生方の発する音や声には敏感な私です。

 

さて、音が分かりやすい先生はその言動にも特徴が見られるようです。

「先生、ぜんぜんダメ。さんざん言ってきたの・・」と常に不平不満を口にしている自己中心的なお婆さん先生。

「いいすね、そうすね」と本心を言わずに深く考えることもなく軽く同意してその会話から逃れようとする先生。

「〜じゃないですか?」を多様して他者に同意を求めてくる先生。

「へぇ〜、へぇ〜」と会話中の頷きのえらく多い先生。

「ワッハッハ、ワッハッハ」と一日中笑っている先生。

関東出身なのにお願いする時だけ「すんません」という管理職の先生。

このように発せられる言葉の癖をあげたらキリがありません。

 

同様に成績の芳しくない生徒に対しての対応も人それぞれのようです。

・成績不良者に対して提出物を全く出していないと更にダメ出しをする先生

・テストの点数が低いと、かつて教えていた最も手のかかった生徒の名前をあげて、その生徒よりも酷いと自分基準で生徒のダメさを語り自己を正当化する先生

 

 先日、宮口幸治『ケーキの切れない非行少年たち』(新潮社)を読みました。

少年院には認知力が弱く、「ケーキを等分に切る」ことすら出来ない非行少年が大勢いるそうです。

認知力が弱く、学習しても理解できないまま我慢して授業をうけているような場合には、バカにされながら静かに授業を受けて、それに耐えられなくなることは当然のことです。

ストレスが溜まりに溜まって、非行という形で爆発してしまうことはあり得るのではないかと思いました。

ダメな生徒、成績不良の生徒、成績の芳しくない生徒は必ずいます。

子どもの成績が伸びないのは、学校の先生の責任だと真顔で言ってくる保護者も増えてきています。

そのような状況だからこそ、わかっている人(先生)がわかって当然の事だと上から目線で理解できない生徒に対することは、気をつけるべきであると切に感じている次第です。

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