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『センター試験』同一問題当日体験

2012-01-17 07:07:07 | Weblog

『センター試験』

14日(土)、15日(日)にセンター試験が実施された。

555000人が受験している。

勤務校の高3生もほぼ全員が受験。

3科目以上は18000円。(2科目は12000円)

一般受験の受検料35,000円と比べると安く見えるが・・。

積算すると555,000人×18,000=9,990,000,000

約99億円が大学入試センターに入金されている。

作問者への謝礼、大学会場使用料、監督官への手当・・。

決算報告はされているようであるが、

全体の決算報告なので素人には具体的に解りづらい。

ちなみにセンター試験の受検料は、

もっと安くしてもよいのではないかと思ってしまう?

 

大手予備校はセンター試験と同一日に、

センター同一試験問題を利用して

「センター試験同日体験受験」を実施している。

受験対象は高校1、2年生。

もちろん各予備校とも新規顧客(塾生)獲得が目的だ。

名目上の受検定価は3360円。

しかし、今回は特別無料!

そのうたい文句に、多くの生徒が受験している。

予備校は新規塾生獲得と受験者の生徒情報

(住所・電話番号・志望校、そして学力把握も可能である)

まさに3徳だ!

 

実際の試験より時間をズラシテノ実施。

全科目受験体験であるために

14日は午後15時40分から21時40分まで。

そして、15日は午後15時40分から20時20分までと長時間に及ぶ体験試験である。

 

疑問に感じる点が一点ある。

どうして、実際のセンター試験問題を多数の生徒が同一日に受験できるのであろうか?

という疑問である。

(1)  途中退場はできないので、試験終了後に、原本を印刷しているのであろうか?

⇒受験者数の多さを考えると、これは不可能だと思われる。

(2)  大学入試センターと特別な契約をしていて

センター試験問題が半日遅れで、時間指定で予備校に送られるのであろうか?

⇒大学入試センターと予備校間の太いパイプが必要かもしれない。

 

今年はあまりにも模擬試験受験希望者が多すぎて、

予備校会場だけでの実施ができなかったようだ。

受験会場として実際のセンター試験会場となっていない大学が

使用会場として設定されていた。

 

会場の一部を紹介すると、

新設大学○○大学と埼玉県の坂戸にある▽▽大学。

使用会場として利用する大学にはメリットが生じる。

土曜日の3時から日曜日の8時まで、

平常であれば閑散としたキャンパスが有効利用されるのである。

さらに新設で無名であったり

偏差値が低く、志望校として名前があがってこない大学名が・・。

試験会場となったために優秀な生徒の意識の中に入るのである。

 

生徒にとってもメリットはある。

無料でセンター試験疑似体験と1週間で成績表を受け取れるというメリットだ。

 

すべてがうまくいくようであるが、

大学所在地は埼玉県の端にあり、都心から1時間以上離れている。

さらに最寄駅からスクールバス利用だ。

取り扱い予備校は事務手続きのミスが目立った。

受験票が送付されてこない・・。

問い合わせても、下請け会社に任せているので・・。との曖昧な返答。

 

予備校のイメージは上がったのであろうか?

受験会場となった大学のイメージも良いものになったのであろうか?

疑問が残ってしまう。

 

 

コメント
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