先週は学びの週となりました。
まずは、河合塾が主催している高校教員向け有料講習への参加。
富山県、石川県、群馬県など東京以外からも多くの先生が参加されていました。
研修内容は英語資格検定試験の設問分析から見えてくる教室での4技能指導。
CEFR(かつてはセファール、現在はシーエフアールと呼ばれます)の内容に各種試験や入試が近づいていくのではないかという話でした。
今まで、「関係代名詞」、「比較級」、そして「仮定法」は実際の会話にはほとんど使用されません。
つまり受験者を落とすために間違えやすい、覚えづらい問題が過度に大学入学試験の文法問題として出題される傾向がありました。
しかし、それが、変わるという話です。
2020年以降、実践的で読みやすい文章ではあるが、速読力が求められるようになるそうです。
その考え方に個人的にはすごく賛成です。
リスニング力、ライティング力、リーディング、スピーキング力が点数においても均等に求められるようになります。
では、その対策は?
2020年入試が変わってしまうと大騒ぎして、それを商売のネタにする教育産業が高校に心配を与えて不安をあおっています。
その理由は商売になるからに他ありません。
これに対して、今回の河合塾の講座では一つの答えをグラフデータにして示しています。
つまり、それは高2までの授業で対応が可能であるとうのが答えです。
語彙だけ取り出しても、高校2年のコミュニケーション英語で95%以上が網羅されている。
初見の単語は少ない。
95%以上であれば、対応可能というような研究もなされているそうです。
次に参加したのは
「外国人おもてなし語学ボランティア」育成講座修了者向けセミナーです。
具体的にはキャビンアテンダントのセカンドキャリアを考えるNPO団体による講習。
内容は自己理解と他者理解についてでした。
それは特に目新しい内容ではありませんでした。
私にとって新鮮だったのは、そのようなセミナーに参加する人々です。
その多くが、高齢の男性や女性。
若者の姿は殆ど見られませんでした。
オリンピックのボランティアも近日募集が開始されるようです。
多くの高齢者がボランティアに応募する予感がしました。
シニアによって支えられるオリンピック。
それはそれで良いことに違いありません。