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英国の情報交換の場であったコーヒーハウスで芋焼酎はいかがですか?

『「何回説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか?』

2024-05-21 07:07:07 | Weblog

今年から部長、主幹、主任職から解除された私です。

気分的には新人の頃に戻り、授業のみに集中できる幸せを感じています。

授業のコマ数は教科の中でもトップ。

1週間に18時間を担当しています。

トイレにも行けずに1日5時間授業の日もある私です。

 

さて、先年までの役割で何が疲れるかといえば他の先生からのクラス内の問題報告を聞いて、相談に乗ることでした。

昨今の傾向ですが、少なくとも本校では若手の教員からベテランまでの殆ど全ての先生方が、何でもかんでも上司に報告と相談をしてきます。

いわゆる、一般企業で行われている「ホー・レン・ソー」を学校でも行うようになってきたからです。

言わずと知れた「ホー・レン・ソー」とは、「報告」・「連絡」・「相談」です。

特にクラス担任の先生方はクラス内の生徒問題と保護者からのクレームを全て報告してくる傾向にあります。

保護者からの電話で担任が強い要望を受けたり、問題点を指摘された場合には保護者にその場で直接返答せずに、「かしこまりました」と保護者からの声をまず、受け取る傾向があります。

次に「上司に確認します」との言葉を発してその場を逃げる傾向があるようです。

その時点で、保護者は自分の要望が通った、あるいは通ることを期待してしまうのです。

数日後に、保護者への事後報告をした際には、特に待たされて期待通りの返答でなかった場合には大炎上するというのが最悪のパターンでした。

火消しにたいへんな労力と時間を使ってきたのです。

昔はどうせ管理職に報告しても何の解決策も見出されないので、担任が全ての責任の元に問題解決していました。

しかし、今は異なるのです。

 

pp.1751「A部長に報告をしておくことで、何か問題が起こったときに、「A部長がOKと言ったから」と言える逃げ道をつくっておいたということ。

この逃げの姿勢をA部長に見透かされてしまったわけです。」

 

まさに、この指摘と同様の報告を同僚から受けてきた私でした。

大ベテランのN先生は「学年主任も了解済みです」「学年主任には既に報告済み」など、電話口では必ず自分以外の肩書きのある上司の名前を出しての会話をされています。

おかげ様で自分自身が悪くないのに、保護者対応につかれることもなくなりました。

年齢的には日々の疲れがさらに取れなくなってきているのですが、心の疲れが減っただけマシなのかもしれません。

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