「江戸を無血開城しなかったらどうなっていたか?」といった問いを始め、幕末の戦争にまつわるif話は時折耳にするが、あれこれ想像するよりも、非常にわかりやすい事例が水戸藩なので、それを参考にするのが早いだろう。
より具体的には冒頭に挙げた天狗党の乱とその顛末だが、後期水戸学という尊王攘夷の軸となる武器を持ちながら(例えば長州の吉田松陰は水戸の会沢正 . . . 本文を読む
昨日は神国思想の変遷に関する動画を通じ、それが中世では日本=インドの辺土として下に見る発想だったのものが、近世以降の変質で日本こそ神のいる特殊な国という今日言われるような発想に変化した(かつそれが近代に連続した)旨を述べた。これをさらに拡大し、神仏習合などを含め、今日使われている・考えられている枠組みを無批判に過去へ投影するとどんでもない思い違いをする危険性があるという話だった。
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