4月12日は朝から国分寺で仕事があり、その後で荻窪に移動するまで時間があったので、久しぶりにLIBEへ行ってみることにした。中野駅で乗り換える際に電話をいれると、15:00からなら可能とのこと。2時間待ちはダルいが、まあ昼飯+本漁りで適当に時間はつぶせるだろう。というわけで105分にて予約を取る。
早稲田駅に降り立ち、あゆみブックスで本を物色。立ち読みなどもした結果、『売春の世界史』や『風俗嬢菜摘ひかるの性的冒険』、『最貧困シングルマザー』などを購入(「売春の世界史」はハードカバーで場所を取ってウザかったが、これでようやく整理できる・・・)。
目的を達した後、LIBE方面へ向かう途中ドンキへ寄る。マイサンをアストロン状態にしてくれる素敵なサムシングを手に入れ、古飯屋もとい昼飯屋を探索。しかしながら、ブー通りの「いもや」も戸塚警察署近くの「劔」も休みだったため、表通りへ出て一瞬「ラーメン大学」への入学を迷ったがこれからの行為を考え、「坂元精肉店」にした。待っている間、「風俗嬢菜摘ひかるの性的冒険」を読む。岡崎京子を強く連想させる内容によって、ノスタルジーと白昼夢が入り混じったようなまどろみに襲われる。彼女の作品で好きなものを三つ挙げるとすると「秋の日は釣瓶落とし」、「ヘルタースケルター」、「チワワちゃん」だが、思えばそのいずれもまとまった形でレビューを書いていない(書けていない)。強いて言えば、整形や「脂肪という名の服を着て」など身体性(と承認)の問題に絡めて「ヘルタースケルター」に触れたぐらいか。でもなかなか難しいのよねえ。なんつーか「秋の日~」はマイノリティや「普通という名の暴力」について思わせる作品なんだけど、かと言ってそこにフォーカスすると、最後の手紙に象徴的なこの作品のテイストを確実に捉え損なってしまう。まああえてそういう視点をクローズアップしましたよ、という体にすればいいんだけど、何だかんだで書き出さないままきてしまったよね。「チワワちゃん」はまさしく、宮台真司のよく言う「まともに生きようとすると壊れてしまうけど、壊れてしまえば楽に生きられる」状態を表現したものだし、さらにそこから「そもそもまともに生きようとすることなんて無意味で、うまく生きることが重要だ」という発想になれば、今の「空気」社会よコンニチワになるわけだ。
あうー、うおー、これ全然楽しい逢瀬に向かうテンションじゃなくね?久々でもあるしこれは危険な対戦になるかもわからんね。
まだ時間があるので神田川沿い本を読もうかと移動中、これでもかと言うほど終末的風景が目に飛び込んでくる。ここはいい・・・時間ギリギリまで菜摘ひかるの本を読んで頭をグチャグチャにしておこう。出会ったときどんな心持ちでいるのか、それは神のみぞ知るってヤツだヽ(。∀゜)ノ
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