越後のウバユリは「オオウバユリ」と分類されます。花も葉も大型ですね。日本海側の種は太平洋側の種に比べ「オオ」がつくものが沢山あります。日照時間に差があるためでしょうか、大型になって少しでも光合成をする面積を増やした適応と考えたほうが合理的な気がします。
ヤマユリに遅れること数日、ウバユリの出番です。里山の代表的な夏の花で大型なのですが、色彩といい半日陰の林の中にあることもあってとっても地味な存在です。花の咲く時期は葉がなくなることが多いので「ウバ(姥:歯がない)」とつけられたという話は有名です。しかし、葉が青々として残っている個体も散見されます。