率直な感想として、クリスマスローズのほとんどが下を向いて咲くのが難点でしょうか。もう少し頭を上げて咲いてくれると鑑賞する側も楽な姿勢で見れます。しかし、植物にとってはややうつむき加減というのが大切なことで、カタクリなどでも見られますが天候の不順な季節に咲かせるにはこうすることで少しでも雨の影響を避けているように見えますね。
キンポウゲ科の植物は変異しやすい性質を持っているものが結構あります。近いところでユキワリソウがあります。さまざまな変異がありますから、そこが一つの人気になる要素かもしれません。クリスマスローズもそれに似たところがありますから、新品種の創作にいろいろな方が取り組んでおられるのではないでしょうか。
丘陵公園のクリスマスローズフェスタに展示されているものはみんなすばらしいものです。原種ばかりでなく交配し作出されたいろいろな品種が独特な雰囲気をかもし出しています。いろいろな系統とか区分けがあるようですが、私にはよくわかりません。そこで育種家として出品されている本間正信さんの作品をいくつか羅列して、クリスマスローズの世界の一端を紹介しましょう。