石ころがむき出しになっている山肌にはキジムシロの花が見られました。低山帯に見られるのが普通なのですが幾分高所の黒菱平にも見られました。もともとの生育地なのか下から種子が運ばれて生育するようになったのか、おそらくスキー場の開発で種子が運ばれて居付いたと考えるのが適切な考えではないでしょうか。妨げるものがないので伸び伸びと四方に広がっています。
伸び伸びと生育している個体ですが、多くの葉が3小葉でミツバツチグリのようにも見えましたが、よく調べてみると5枚の小葉を持つものもあります。それ以上の小葉を持つ葉は見ていませんから案外キジムシロの高山タイプなどと考えてしまいがちです。しかし、キジムシロの高山形という話を聞いたことがありませんので、この個体特有の問題なのでしょう。