イワハタザオ 2022年08月08日 | 自然観察日記 過去にも登場してもらった種ですが、初夏のイワハタザオです。岩の隙間に細長い果実をつけて熟すのを待っている様子です。県内では分布に偏りが見られる種で大体県北の上地域、弥彦山阿賀野川ライン、糸魚川地域と3地域に個体数が多いようです。中越の三条・長岡・魚沼にはごくまれにみられる程度です。深山・亜高山性の種のような印象を持ちますが海岸に近い岩場でも生育しているところはあるようです。
イワハタザオの実 2022年08月08日 | 自然観察日記 ハタザオの特徴は何といっても長い果実です。個体の本体に比べて実の長さは群を抜いているのではないでしょうか。アブラナ科ですから熟すと蒴果が割れて種子が飛び出してくるのでしょう。
イワハタザオの葉 2022年08月08日 | 自然観察日記 イワハタザオは花を紹介したものはしばしば見ますが果実の時期の様子はあまり取り上げられないようです。果実期でも葉はしっかりあります。無柄で基部は茎を抱くようについています。