クリスマスローズといわれるものは本場ヨーロッパでは、キンポウゲ科のヘレボルス属のニゲル種がクリスマスの頃にバラのような花を咲かせることから言われているのだそうです。日本ではその解釈が拡大してヘレボルス属全体をクリスマスローズとして流通しているのだそうです。
自生はヨーロッパを中心に約十数種あるといわれていますが、そのいくつかが展示されましたのでそれを紹介しましょう。
自生はヨーロッパを中心に約十数種あるといわれていますが、そのいくつかが展示されましたのでそれを紹介しましょう。
「冬の貴婦人」と銘打って、クリスマスローズフェスタという催しを越後丘陵公園の花と緑の館で開催されています。(期間は3月7日まで。入園料・駐車料は無料です。)
近年品種改良が進み、ジワッとブームになって来ていますから多くの方がお見えになっています。意外と思われるかもしれませんが、新潟の新津地域が品種改良や生産の拠点になっているとのことで、県もその普及に後押しをしています。
250鉢以上ある鉢は国内最大級の展示で、一見する価値はあると思いますので取り上げてみました。
近年品種改良が進み、ジワッとブームになって来ていますから多くの方がお見えになっています。意外と思われるかもしれませんが、新潟の新津地域が品種改良や生産の拠点になっているとのことで、県もその普及に後押しをしています。
250鉢以上ある鉢は国内最大級の展示で、一見する価値はあると思いますので取り上げてみました。
スノキの仲間となっていましたが、葉を見るとツガザクラみたいな感じです。それより、ツツジ科の仲間としてはなかなか見ない青い花です。紫がかっているとはいえ青い花のツツジは・・・記憶にないですね。園芸種の西洋シャクナゲのあたりに似た色の花があるかもしれないのですが・・。少なくとも日本のツツジ族にはない色素を持った種ではないでしょうか。
植物園では植え込まれている木々の端境期のようで、めぼしい花がありません。そんな中、太い幹から小枝が出てそこにちょこっと花がついている木がありました。名前は覚えられなくてパスですが、アオイ科の花です。普段見かけるアオイの花とはちょっと違って、桃色の部分は花弁ではなくホウになります。中に見えている部分が花に相当するのでしょう(少し高いところで覗けなくて残念です)。よく見るタチアオイなどとは雰囲気が違うアオイ科の花ですね。
(種名は「ゲーテス」とありました)
(種名は「ゲーテス」とありました)
水草も不思議な顔を持つものが多いものです。よく見られるものに葉が2種あることです。水中にある葉を水中葉、陸上の葉を陸上葉といって形態がガラッと変わります。同じ植物ではないみたいなんですね。水中と陸上では環境がかなり違うわけですから、それぞれに適応する必要があるわけで当然といえば当然なのですが、植物が持つ能力の凄さがわかります。(キクモの一種の水中葉と陸上葉)
ヘゴは亜熱帯以南に生息する木性シダで大木になるものという程度の知識は持ってます。普段は園芸店などでヘゴ板へゴ棒として売られているのを見たり、あるいはそれを使った鉢ものを目にしています。しかし、本物を見るのはやはり熱帯植物園でしかありませんね。近づいてじっくり見ると新しい発見がいくつもあります。そのうちの一つ、表面の硬い棘。こんなに硬くて沢山あるということにちょっと驚きです。半端じゃぁないですよ。それんしてもどういう意味があるのでしょうか・・・。
変わった生態をしています。つる植物で樹にまとわり付くものなら沢山見かけます。この植物もそれに誓いのですが、葉がベタッと樹に張り付いていますね。ゼニゴケの仲間がこんな雰囲気ですが、あれは湿った地面を覆うのですがこの種は立った樹の肌です。広い葉の面積がありますから光合成には十分で、意表をついた適応といえるのかもしれません。(サトイモ科ラフィドフォラ)
県立植物園はビレアツツジの収集に力を入れ始めているのだそうです。日本にはないグループでツツジでも筒の部分が長いシャクナゲみたいな花の付き方をするグループで東南アジアなどに分布するのだそうです。ビレアツツジというグループがあることをここで知り、世界には私の知らない未知の種がまだまだ沢山あることを思い知らされました。熱帯ツツジの仲間もなかなかいいものです。
ちょうど植物園ではアザレア祭りが開催されていた時期でツツジの原種が少し展示してありました。ケラマツツジ、名前は聞いたことがありますが実物は初めてでしばし観察。少し葉や花は大きいようですが越後のヤマツツジと何が違うのかよく分かりません。非常によく似ています。ヤマツツジの島嶼(とうしょ)形と考えるといいのでしょうか。
このとき改めて知ったことがあります。「日本はツツジの国」という思い上がりがどこかにあって、他国にはあまりツツジ類は見るものがないと決め付けていたところがありました。しかし、なんとなんとそれは大間違いで、東南アジア・中国などにも本当に優れた種が沢山あるのです。そんなことを知ると無性に行ってみたくなりました。
このとき改めて知ったことがあります。「日本はツツジの国」という思い上がりがどこかにあって、他国にはあまりツツジ類は見るものがないと決め付けていたところがありました。しかし、なんとなんとそれは大間違いで、東南アジア・中国などにも本当に優れた種が沢山あるのです。そんなことを知ると無性に行ってみたくなりました。