今年最初のスミレかな。まだまだ雪が多いのですが、南斜面はもう春。この脇にとても気の早いカタクリが一輪花を見せていました。私も雪国の人間ですから、花を見るとその喜びはとてもとても深いのです。長かった冬を終えた安堵感も織り交ぜて・・。美しいですね。
画像の解析度がいまいち。エナガです。巣材をくわえているのですが、子育ての季節に入ったようです。橋の下側に入っていきましたから、あの辺りに巣を構えるのでしょう。その橋はまだ数十センチの積雪で覆われています。
新潟ではまず最初に賑わいを見せる山が角田山です。早春の花の宝庫として知られ、高度も程ほどで特にオオミスミソウ(ユキワリソウ)の自生地が間近で見れるのが魅力になっているようです。久しぶりの晴天、明るい落葉樹の登山道はこれだけで気分が爽快になります。
カタクリはようやく咲き出したという感じでまだつぼみのものが沢山見られます。越後ではこれからが本番で著名なカタクリの群落地が順を追って見頃になります。今年は雪が多いせいで今月いっぱいは楽しめることでしょう。丘陵公園も100万株の斜面を持っていますから来週後半からは斜面上部から見頃になりますね。(残雪がまだ1m以上ある場所もあります)
猛禽の一種のノスリです。丘陵公園の健康ゾーンの上空を時々舞っているのが観察されます。サシバより大型でトビより小型の猛禽です。このときはカヤの枯れた原に立つ電柱にとまってなにやら探している様子。ノネズミなどでも探しているのでしょうか。なにしろ携帯する小型のデジカメでは鳥を捕らえるのはなかなか難しく、画像もよくありませんね。でも始めての出会いですから記念になる一枚です。
翌日のノスリ君、今日は同じところで今度は上昇気流に乗ってそのまま動かない。空中静止の状態を数秒間目撃しました。真下に獲物でもいたのでしょうか、私が近づいたためかそのまま滑空して遠くに行ってしまいました。
震災の話題が尽きませんが、かなり気持ちをリフレッシュしたいという想いが募っているのではないでしょうか。そんなときこそ自然の中に出てゆっくりと散策してみるのがいいのだと思います。
でも、雪深いところはそれもままならないのですがそれでも自然の中を探していると春の息吹が感じられてそれなりに元気が出てきます。今日はキブシの色づいたつぼみを見つけました。
でも、雪深いところはそれもままならないのですがそれでも自然の中を探していると春の息吹が感じられてそれなりに元気が出てきます。今日はキブシの色づいたつぼみを見つけました。
普通にある多孔菌の一種ですが、色鮮やかなので雪のある時期は特に目立ちます。カスミザクラの弱った木に取り付いているものを見つけて、その裏を観察すると確かにおびただしい孔が見られます。孔をつくる入り口の凹凸が興味深い造詣です。
毛色の変わったマンサクがありました。一応赤花としておきますが、赤みの強い花弁を持った個体です。このような個体が周辺に10株程度ありましたから、この性質で固定していると考えられます。
まだ周囲は70cmくらいの積雪があり全く人の歩けるような場所ではありませんが、残雪期の雪山散歩は疲れますが思わぬものに遭遇するという面白さもあるのです。
まだ周囲は70cmくらいの積雪があり全く人の歩けるような場所ではありませんが、残雪期の雪山散歩は疲れますが思わぬものに遭遇するという面白さもあるのです。
面白いものを見つけました。これはキッコウハグマというキク科の野草ですが、どういうわけか裏返っているのです。紫色をしているほうが葉の裏側に相当します。場所は国上山の山頂下の南斜面。偶然1個体だけがそうなのかと思いきや程度の差は多少ありますが、この辺りに成育しているものは全て同じような姿をしていました。どういう理由があるのか今は解答を持ち合わせていませんが、不思議な現象です。他の地域にあるものはこのキッコウハグマはどんな様子で冬を越してきたのこ非常に興味があるところです。どなたかお住まいの場所のキッコウハグマの冬越しの様子を教えていただけるとありがたいですね。
越後丘陵公園にユキワリソウを植え込んでいる一角があります。全体にはまだ積雪が70cmくらいあるのですが、南に面した斜面と尾根筋の散策道には一部雪が消えて早くもユキワリソウが咲き始めています。しかし、群生地へ通じる途中の散策道が積雪が多く通行できません。残念ながら一般の公開はまだ先になります。