森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ミヤマエンレイソウの葉

2022年06月21日 | 自然観察日記
ミヤマエンレイソウの新潟県内の分布は苗場山と笹ヶ峰でした。その笹ヶ峰でしっかり出会えたことになります。この種は県内には自生しないような感じを持っていましたから新潟県内にも自生することを確認できてよかったよ思います。

サンカヨウ

2022年06月20日 | 自然観察日記
久しぶりに自生のサンカヨウを見ました。残雪がところどころにありましたが、残雪がある場所から少し離れたところで芽吹いています。伸びだしてきて時間がたっていないので葉がまだしわくちゃです。花と葉が一緒に伸びてくる性質を持っています。

サンカヨウの花

2022年06月20日 | 自然観察日記
純白の花はとても人気のある山野草です。花が濡れると透き通ることから最近富に話題になっています。夏山を歩くときにサンカヨウの青黒い実を見つけるとついしゃぶってしまいます。

サンカヨウの葉

2022年06月20日 | 自然観察日記
十分に開いた葉をもつ個体もありました。大きさは30cmを超す大きさがあります。この種は新潟県内には意外にも低山帯でもところどころ自生していました。今も自生していると思いますがすっかり少なくなってある程度高山にいかないと見られなくなりました。

コキンバイ

2022年06月19日 | 自然観察日記
県内ではとても珍しいコキンバイがありました。最初見たときはツルキンバイかなと思っていましたが、どこかに違和感があってしっかり調べてみるととても貴重なコキンバイでした。違和感の原因は葉の様子でした。

コキンバイの花

2022年06月19日 | 自然観察日記
花はキジムシロ属に酷似していますがダイコンソウ属になるのだそうです。よく見ると花弁の先端は凹んでいないので明瞭な区別点になるのですが注意散漫だと見逃してしまいます。

コキンバイの葉

2022年06月19日 | 自然観察日記
葉も3小葉ではあるものの切れ込みが深くツルキンバイとはまるで違います。ちなみにツルキンバイは関東圏によく見られますが新潟県内では見られないようです。一方、コキンバイは笹ヶ峰と苗場山に採集記録があるだけです。

コシノカンアオイの新葉

2022年06月18日 | 自然観察日記
変わった風景がありました。コシノカンアオイの新葉がまるでヨットの帆のように立って群れているのです。昨年の葉がほとんどありません。里山では新葉は古い葉と一緒にありギフチョウはこの新葉に卵を産み付けるのです。

何かに食べられた? 昨年の葉

2022年06月18日 | 自然観察日記
コシノカンアオイは沢山ありました。古い葉がほとんど残っていないコロニーもありますが、わずかに残るコロニーがほとんどです。しかし、なぜかボロボロで何かの虫でしょうか食害されたようなものばかりです。カンアオイはギフチョウの食草ということはしっていますが、ギフチョウが動き出すのはまだ先のはずで、それ以外の何者かが食害するとすれば果たし犯人は?どなたかご存じの方がおられたら教えていただきたいと思います。

オトメエンゴサクの果実

2022年06月17日 | 自然観察日記
かつてはエゾエンゴサクとして扱われていたオトメエンゴサクです。果実の鞘にはマメ果のようにゆるくへこみがありますが、これはエゾエンゴサクとの違いを示していいる形質だと教えてくれた方がおられます。