ミヤマエンレイソウの新潟県内の分布は苗場山と笹ヶ峰でした。その笹ヶ峰でしっかり出会えたことになります。この種は県内には自生しないような感じを持っていましたから新潟県内にも自生することを確認できてよかったよ思います。
久しぶりに自生のサンカヨウを見ました。残雪がところどころにありましたが、残雪がある場所から少し離れたところで芽吹いています。伸びだしてきて時間がたっていないので葉がまだしわくちゃです。花と葉が一緒に伸びてくる性質を持っています。
十分に開いた葉をもつ個体もありました。大きさは30cmを超す大きさがあります。この種は新潟県内には意外にも低山帯でもところどころ自生していました。今も自生していると思いますがすっかり少なくなってある程度高山にいかないと見られなくなりました。
葉も3小葉ではあるものの切れ込みが深くツルキンバイとはまるで違います。ちなみにツルキンバイは関東圏によく見られますが新潟県内では見られないようです。一方、コキンバイは笹ヶ峰と苗場山に採集記録があるだけです。
変わった風景がありました。コシノカンアオイの新葉がまるでヨットの帆のように立って群れているのです。昨年の葉がほとんどありません。里山では新葉は古い葉と一緒にありギフチョウはこの新葉に卵を産み付けるのです。
コシノカンアオイは沢山ありました。古い葉がほとんど残っていないコロニーもありますが、わずかに残るコロニーがほとんどです。しかし、なぜかボロボロで何かの虫でしょうか食害されたようなものばかりです。カンアオイはギフチョウの食草ということはしっていますが、ギフチョウが動き出すのはまだ先のはずで、それ以外の何者かが食害するとすれば果たし犯人は?どなたかご存じの方がおられたら教えていただきたいと思います。