山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

コンサートは工場内で感動を共有した

2013-04-06 19:56:38 | 行事
 雨プロで工場内でコンサートが行われた。
 満開の桜や多様な山野草はじっくり見られなかったが、春野産料理と二胡の演奏はじゅうぶん期待に沿う集いとなった。

 
 おにぎり/尾上邸庭の八重桜の塩漬け、奥野養魚場のフキ味噌が入っている。
 天ぷら/尾上邸山のフキノトウ、春野産シイタケ、春野・龍山産タラノメ
 魚の甘露煮/奥野養魚場のヤマメ
 春野産漬物/キュウリの道草漬け(無農薬のキュウリ・大根・ニンジン・ショウガ)
    キクイモの味噌漬け(キクイモ・昆布・味醂・酒・塩・砂糖・味噌)
 胡麻和え/春野・道草庵のナズナとホウレンソウ
 味噌汁/二俣の豆腐・油揚げ、春野産味噌、尾上邸畑の菜の花、春野産ミツバ
 お茶/春野・宇野茶園の有機茶
  ※竹碗・杉板・ハランいずれも春野・長蔵寺産

    
 厨房は一時戦場となった。
 いつもは想定外のことがおきたが、今回はスムーズに展開できたようだ。
 配膳スタッフの半分近くは参加者が手伝ってくれた。
 これもまた「しなんばたコンサート」を支えている要素でもある。

           
 雨がいつのまにか降ってきたが、聴衆の約120人はそれが気にならないくらい二胡の演奏に集中していた。
 二胡はバイオリンとは違うアジアの懐かしい自然風景が描かれる。

                
 最後に龍山の髭面の怪人が現れて、童謡「ふるさと」をみんなと合唱。
 雨にもかかわらず、会場を変えてもやりきれる「長蔵寺応援団」の底力が示された。
 それ以上に、手首を骨折してもめげないでやり遂げる尾上みっちゃんの執念の「希望力」の確かさが見えてくる。

     
 工場の職人的な社長もきょうはニコニコしてスタッフに栄養ドリンク剤を用意。
 しゃれた傘置き場を用意したり、カメラマンとして奔走する。

 過疎の山里にこれだけの人が集うのは驚異的なことだ。
 しかし地元では残念ながら無関心を装っている。
 ここをどのようにほぐしていくかが課題だ。
 
 
 
コメント (2)
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