山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

ゼンマイ干しに挑戦

2013-04-10 20:37:08 | 食彩・山菜・きのこ
 わが道草山はどういうわけかゼンマイが多い。
 近所を見てもこれだけの群落は少ない。
 だから、和宮様のゼンマイ病は進行してしまう。

  
 地元ではゼンマイをやる人はまれとなってしまった。
 とにかく、手間がかかるのだ。
 ゼンマイ部分の綿毛を取る。
 クキの部分を熱湯と灰を入れる。

         
 最近では灰が手にいれにくい。
 昨日、来客があったので焚火で「ズリダシ」を食らう。
 そのときの灰が役に立つ。
 畳表にゼンマイを一本一本並べて乾かす。

                 
 乾かす作業がなかなか手ごわいのだ。
 わが集落は風が強いので有名だ。
 お天気をを見ながらさらに風を見ながら天日干し。
 まもなく手で揉んでいく。
 そのタイミングがまた難しい。

 完全に乾くと糸のような太さになる。
 両手で持っていたゼンマイが片手で掴めるほどに小さくなる。
 ゼンマイを食べるチャンスがどんどんなくなっていく昨今。

 ゼンマイ料理はテレビでも放映しなくなるほど食卓から遠ざかった。
 赤貧のイメージの山菜からリッチな伝統食文化となりつつあるゼンマイだ。
 和宮様の手や爪はゼンマイで茶色に染まってしまった。         
  
コメント (2)
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