山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

古い石仏、新しい石仏

2015-06-18 20:50:36 | 石仏・石造物
町内のはずれにある曹洞宗正源寺を訪ねる。
知り合いから「ナンジャモンジャの木」があると聞いていたからだ。
もちろんとっくに花は終わっているのがわかってはいた。
しかし樹木に詳しそうなお寺にはいろいろあって発見できず。

   
階段横には庚申塔があった。
庚申は「道教」の民間信仰だからお寺としては境内にいれるわけにはいかないのかもしれない。
青面金剛像の左手には法輪と矢、右手には宝剣と弓、さらには月と太陽、がなんとか読み取れたが、字は解読できない。
おそらく江戸時代のものに違いない。

               
                          
整備された境内には「水子地蔵」がいっぱい並んでいた。
つまりこれだけの赤ちゃんを止むなく喪失してしまったということなのだろうか。
水子供養の歴史は浅く、1970年代から広まった。
檀家制度の破綻が強くなっていく中で、お寺と大手石屋とのタイアップ、それに占い師が水子の祟りを語るなどして全国に広まったという。 

        
階段上から天竜川を見る。
山を借景とする風景がみずみずしい。
  
コメント
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