裏の畑でワラビを今年初めて発見。ちょうど食べごろだけど、まだ量が足らない。ワラビの優れているところは収穫してもあとからどんどん芽が出てきてくれることだ。しかも、肥料もいらず、放任していてもしっかり育ってくれることだ。オイラのグータラ農業にピッタリの食材だ。ただし、アクをとるための灰を用意しておかなくてはならないので、焚き火は欠かせない。
ワラビレシピとしては「お浸し」がいちばんうまい気がする。アクを抜いてから鰹節や醤油マヨネーズにだし汁をかければそれだけで食が進んでいく。これからの時節、裏山にかけてのワラビ採りが楽しみになる。コロナ戦と闘っている都会人は今こそ田舎に疎開するのが賢明ではないかと痛切に思う。「書を捨てよ、街にではなく田舎に出よう」と。書はとっくに捨てられているけど、書ではなく「スマホを捨てよ、田舎に出よう」こそ寺山修司君の趣意ではないか。そのためにも、街は都会人は田舎とつながっていることが大切なのだ。
鉢に植えていたイチゴが勝手に飛び出して花を咲かせてくれた。野生化していて肥料もないので大きな実は期待できないが。雑草と混じっているところがワイルドだ。意外に丈夫なのがイチゴだが、期待が大きすぎると失敗する。「いつのまにか、イチゴが成っているよ」と言って、つまみ食いするのがいい。