山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

ホオノキの生命力

2020-04-27 22:17:59 | 植物

 裏の畑脇にホオノキがあった。10年前は1mほどの高さだったのに今では畑を日陰にするほどの大木となった。それを見て、去年の12月に近所の人がチェンソーで伐ってくれた。枝は焚き火の薪として利用したが、冬芽が出ていたいくつかの枝を水を張った甕に挿しておいた。

         

 すると、半年近くになってその固い冬芽から葉が開いてきた。ここまで持続する生命力にあらためて「いのち」の強靭さを発見した思いだ。

           

 直径が30cmほどもある枝は何に活用できるか、思案中。彫刻・版木・まな板と、節が少ないので均質な材質・加工性に優れている。少ない力でナタで削ると枝が簡単にカットできるのが他の樹木とは違う。

         

 ひとかかえもある根元を見ると、成長の速さに唖然とする。「狭い庭には全く向かない」とものの本には書かれていたが、自然に生えてきたんだからしょうがない。オイラの人生は、チコちゃんが指摘するようにぼぉーと生きてきたし、傍観者のような立場に自分を閉じ込めていたスタイルはなかなか直らない。そのため、ホオノキの生命力の強さをなんとか吸収したいと樹皮を撫でるのだった。  

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする