裏の畑に植えておいた「こごみ」がずいぶんと増えてきた。半日陰の環境がぴったりだったようで、ほったらかし状態にもかかわらず、毎年群落が広がってきている。収穫の時期を逃すと手遅れになるので4月中だけは毎日のように観察が必要だ。正式名は、「クサソテツ」で、名前の通り大きく成長すると蘇鉄のような風貌となる。
山菜体験がまだ浅いころは、似た形のシダ植物を毎回のように収穫してしまった。そのうちに、茎の色の違いがわかってきたり、裏の葉に胞子嚢がないのがわかったり、経験を重ねるのは大切なことだ。全部収穫すると枯れてしまうので1~2本残しているが、それで枯れていくことはなかった。
場所が日陰なので雨上がりのときは「ヤマビル」が待ち構えているので注意が必要となる。近隣では栽培している人はいないので、お裾分けすると喜んでくれる。それにしても季節の絶品であるのは間違いないほどうまい。