4月に入ってから裏の道草山から「シオデ」が三々五々に伸びてきている。「コゴミ」は一斉に出てしまうので収穫時期は短く限定されてしまう。その意味で、「シオデ」はゆっくり収穫できる。しかし、シオデには、「タチシオデ」と「シオデ」の2種類があるという。
タチシオデとシオデの違いはいろいろ調べたが要するによくわからなかった。もう少し太くなってから収穫したほうが、「山のアスパラ」と言われる味覚を実感できるかもしれないが、硬くなってしまうのではないかとつい収穫が早くなる。あまり細い茎は採らないほうがいいということだ。太めの茎は「シオデ」のようだ。ネットでもタチシオデとシオデの違いは混沌としているようにみえる。
「ワラビ」は優れた山菜だ。採っても採っても次から次へと出てくる繁殖力が素晴らしい。バケツ一杯くらい収穫して草木灰をまぶし熱湯をかける。それを洗ってからみりん・醤油・出汁で煮びたしするのが王道だ。わが家では冷蔵庫に入れておき10日くらいは毎日のように食べている。
わらびは中国・ロシアから75%も輸入しているという。中山間地ならいっぱい収穫できる所があるのに、食料自給率をあげるためにもぜひ国産といきたいところだ。
昨年亡くなったセニョールさんからいただいていた「モミジガサ」(シドケ)を裏山で再発見。一時消えてしまったように見えたが、なんとか復活していたので胸をなでおろす。秀吉が苦難時代を忘れないため生涯食べていたという山菜だ。独特の苦みと匂いが魅力。今年は食べるのは控えるが来年はなんとか増えてほしい山菜だ。山菜の旬は5月連休くらいでほぼ終わるが、温暖化の影響かやはり山菜の成長が早くなっている気がする。