ハトムギ茶を毎日飲むと、「美肌」、「体の老廃物排出・利尿作用のデトックス効果」、「アレルギー炎症の抑制」、「生活習慣予防」などが期待できることは有名だ。ここ数年、ハブ茶とブレンドして飲んでいるが、コーヒーとともに利尿効果はてきめんだった。とにかく、野生化したときの生命力は半端ではない。最近は野生化したその苗を除草するのがひと仕事となっている。野生化したその一部の実を焙煎する。
20分ほど中火で焙煎していると、いい香りが匂ってくる。焦がさないよう注意しながら焙煎を止めていく。そのころ合いはまだ習得していないが、焦げ具合で判断する。少し冷ましてから殻ごと粉にする。
ミルで焙煎した実を数秒で粉状にする。約8割がた粉になる。ハトムギパウダーの完成だ。と言っても、実を厳選するほどの余裕はないので全粒粉状だ。ゴミは網でかなり除去しているが、一部混じっていることは避けられない。
茶色くなったパウダーをお茶パックにスプーン大を二杯入れてみる。これだけだと、薄い蕎麦湯のような味でパンチがない。そこで、実際には、これと同量のハブ茶、つまり焙煎したエビスグサの種それぞれのパックを沸騰したやかんに投入してブレンドする。飲んでみると味は麦茶もどきとなる。分量によって、濃くなったり薄くなったりするが、濃すぎると胃に負担がかかる。やはり、漢方薬だからね。夏は冷やして飲んでいる。飲み続けると健康を維持できる気がしているけど、加齢に効果があるかどうかはまだわからない。エビスグサも野生化しているので、予算ゼロでハトムギ茶とハブ茶を同時に飲めるというわけだ。これを市販で買うとなると結構な価格となる。