山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

山里の国道を歩いてみる

2015-05-22 21:41:16 | 植物
 都会に住んでいたオイラの「国道」というイメージは、自動車のラッシュとその排気ガスだった。
 国道は日本の活力の源泉であるとともに光化学スモッグを産む公害の元凶でもあった。
 それが山里に来てみると、信号がなく山並みにも囲まれ植物も豊富な場所だった。
 とはいえ、耕作放棄地の田んぼも見ないわけにはいかない。

        
 同時に知り合いのNPO法人がそこを借りて無農薬の田んぼにしようという模索も始まった。
 都会の学生との連携も始まったようだ。
 なにげない風景のなかにも日本の悲しくもしかし希望を内在する風景がある。

                       
 川と道路法面との間にところどころ見られた「イタチハギ」(マメ科)を発見。
 花がイタチの尾に似ているからついた名前だが、痩せた土壌を強化する役割が注目されて植えられてきた。
 しかしこのところ、イタチハギが外来種ということでそれがストップされたようだ。
 そんな事情が垣間見える存在だ。

                      
 女性に人気のある「ヒルザキツキミソウ」(アカバナ科)もときどき足元で見つかる。
 大正時代に鑑賞用として渡来したものが野生化したものらしい。
 道路際は野生化した外来種の博覧会会場でもあるということだね。


       
 逆に、道路際にあるのが珍しい「ナギ」(マキ科)の大木を発見。
 ふつうは、神社の神木になっていることが多い。
 ということは、むかしここに神社のようなものがあったんではないかと推理する。

 以前、その種を畑に撒いたがいまだ芽が出ない。
 そのためか、わが家に神はいまだ降臨せず、赤貧の暮らしが続いている。
 
   
      
  

        
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