街に出る機会はかなり減ったが、ときおり珍しい自動車のエンブレムを発見する。今回は車の正面フロントには「E-tune」とさりげなく文字が見えた。メーカーはスバルのようだ。「tune」とは、チューニングという言葉があるように調節とか調律とかの意味がある。これはどうやら、路面の凸凹やぐらつきを調整することで走行性能を向上させる機能をさらにアップデイト・更新した車であることを示しているようだ。
スバルと言えば、航空機生産を担ってきた旧中島飛行機を中心に6つの企業体が合併した自動車会社だ。オラが物心がやっとついてきたとき、小さな「スバル360」がよく見かけてきた想い出がある。性能と安全性で信頼を得て以来、北米にも販路を拓き人気を博した。
スバルのおなじみのロゴのバックは青が中心だ。稀に赤や黒も見たこともある。緑があるというがまだ出会っていない。群馬県太田市にある本工場の地名は「スバル町」という。住民はいないそうだが、近隣には南米日系人が多く住む城下町となっている。トヨタ・ホンダ・ニッサン・スズキに食い込んでスバルの健闘が光る。まさに、六連星の昴として大志を掲げているように見えるが。