山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

急峻な裏山でほだ木づくり

2019-04-07 19:56:58 | 出会い・近隣
 わが家の隣の裏山で近隣のMさんがシイタケのほだ木づくりを急いでいる。「ふだんなら菌打ちをとっくに終わらせているはずだったが遅れに遅れて4月にずれ込んでしまった」と語る。裏の畑から裏山を見てみると緩慢な勾配に見える。

  
 Mさんが作業している場所まで登ってみた。勾配は45度くらいのようだが、実際の感覚は70度くらいの絶壁にあるように思える。転んだら一番下まで行ってしまうような恐怖を覚える。ここで去年、Mさんは倒の樹木の下敷きになって命拾いしたばかりだった。危険と隣り合わせの現場であるのは間違いない。いっしょに麦芽コーヒーを飲む。

  
 ここから集落を眺めると、空き家や荒廃した倉庫・作業場・耕作放棄地などが目につく。また、茶樹を抜根した跡も見える。山の懐の豊かさも展望できるが、中山間地で暮らすことの厳しさがここでも切り取ることができる。

           
 昨日は朝から夕方までチェンソーの音が聞こえた。きょうは早朝から1mほどに伐ったほだ木を下へ送る作業が中心だった。まもなく70歳になるMさんの体が心配だが本人の軽快な身のこなしと明るい快活さは変わらない。その波動はオイラの襟をただすオーラがみなぎっている。
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