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山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

手間のかかるキクイモだが

2013-01-21 19:42:23 | 農作業・野菜
 キクイモを掘り出す。
 丁寧に掘り出さないと芋に傷をつけてしまう。
 さらに、取り残しがあるとそこから野生化が次々始まってしまう。
 それだけ、成長力があるわけだ。

 キクイモは「畑のインシュリン」と言われるほど生活習慣病に効能がある健康野菜。
 量産するにはあまりに手間がかかる。

                   
 圧力をかけた水道で泥を除去する。
 掘り出してからすぐやらないと泥が取りにくくなる。
 芋が自在に変形するので隙間の土を取るのがひと苦労。
 
 寒い日は手がかじかみ、足もじんじん冷たくなる。
 だから、できるだけ日当たりのいい所で作業を行う。
 台所の流しでこれをやると泥が水道管を塞いでしまう。

 とはいえ、キクイモの味噌漬けがうまい。
 何人かの人に食べてもらうと好評だった。 
 これをきっかけに何人かがキクイモの味噌漬けを挑戦している。
 ユズ・昆布・味醂・酒・砂糖などを調整しながら入れると味が良くなる気がする。
 
 
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散策会ー秋葉神社下社から犬居城へ

2013-01-20 19:35:48 | 旅行・散策
 冬の散策会は武田軍と徳川軍が対峙した春野町の犬居城へ。
 ふもとの秋葉神社下社は、秋葉山頂上の本宮・上社に行けない人への配慮である。
 その注連縄は、向かって「左末右本」の典型的な「一文字」型のものだ。
 左が細く、右に向かって太くなる。
 紙の「しで」がなかったが、藁の立派な「〆の子」が目立つ。

        
 戦国時代、北遠一帯を支配していた天野氏の家来が住んでいたと思われる平地に「熱田神社」があった。
 ここの注連縄は、下社と同じ「一文字」型だったが、左右の太さが同じだった。
 しかも、「しで」と「〆の子」が縄の同じ所に挟んである。

                   
 出発と解散が同じ公園近くに、春野町出身者の白井鉄蔵にちなんだ宝塚の「ふれあいの像」があった。
 どういう歌劇の場面か、作者はどういう人かが残念ながらわからない。

 遠くの山にきょう縦走した犬居城が見えた。
 40人近くの参加者には幼児や小学生が多かったが、踏破した満足感をもって散会したようだった。
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静謐な流れに希望を置く伊集院静

2013-01-19 19:43:28 | 読書
 伊集院静の小説がいい。
 週刊誌に載るような作家に偏見があったが。
 藤沢周平や山本周五郎のようなヒーローが出てこない視座が素晴らしい。
 
 『オール読物』に掲載された短編6作品が収められた『冬のはなびら』。
 逆境にいる人、挫折経験者、無器用な職人、最愛の人を失った人など等、現代の時流に乗れない人々が登場する。

 そんななかで伊集院は、「心棒」というものを大切に貫こうとしている。
 仕事のなかでも人生のなかでも「心棒」というものがある、と。

 各作品の最後の一行は深い余韻を与える。
 生きる「心棒」を絶望の中で捕まえた人間が発するおとしどころだ。

 それをふりかざしもせず、強要もせず、悲哀の状況の中に希望を忘れない。
 作品全体に流れる静謐と希望とが、われわれを生きる原点にさしもどしてくれる。
 テレビや本の劇場型構成やヨシモト流空気感の風靡が、はかなく見えてくる。

 無頼派の真骨頂を静かに提示する。
 軽佻浮薄さえ取り入れながらも、ぶれない「心棒」を貫徹。
 夏目雅子は伊集院の中で生きている。
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ユズの種のスキンケア水

2013-01-18 20:10:35 | 農作業・野菜
 年末に収穫した柚子はいまだ健在である。
 風呂に入るときは毎回ユズ湯なのだ。

 しかも、ユズジャムを作ったときに出た種は、干してから、焼酎漬けする。
 すると、やや粘り気のある液ができる。
 これを、ニベアのかわりに手や顔に塗る。
 
 アカギレができてしまうこのごろ、このユズ種のスキンケアを塗っておくとよい。
 すべすべのお肌になる。

 ちなみにくれぐれも、飲まないように。
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都市集中を阻止せよ!!

2013-01-17 20:12:54 | 風景
久しぶりに帰った川崎での正月だった。
 近所を散策してみると風景がじわじわとかわってきていることがわかる。
 かつての里山のてっぺんから眺めると、ひしめく住宅が悲鳴をあげている。

        
 田園風景があった家の近くの畑はついにミニ開発がはじまった。
 みんなが楽しみにしていた農作業風景もついに見られなくなった。
 都市はますます都市になっていく。

                    
 変わらないのは近所のお寺のイチョウだけだ。
 オイラが住む過疎地はますます人と出会わなくなった。
 お寺や神社の維持費が膨れ上がる。

 多数決原理は都会中心主義となる。
 高邁なイベントは都市に行くようになっている。
 都市中心主義は効率第一主義でもある。

 つまりは、経済原理の法則にしたがっている。
 要は、拝金主義にひれ伏していると言うことだ。

 すると、ニュースでとりあげられるような人間の解体が始まる。
 これに抗するには、田舎に「降りる」しかない。
 街を捨て、田舎に「降臨」せよ!!?
 便利さを捨て、赤貧の生活に甘んじよ!!

 だから、オイラはここにいる。


 
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ダルマストーブの煙突そうじ

2013-01-16 20:42:19 | リフォーム・屋内作業
ダルマストーブの煙突掃除をしていないと、てきめん部屋は煙に包まれる。
 北京並みの視界になる。
 煙突をまずははずす。
 ブラシでこする。

   
 落ちてきた煤をバケツで受け止める。
 これを一人でやるのは難しい。
 煙突をはずしていくと、煙突そのものが崩れてしまう。
 それを崩れないように少しずつ掃除していく。

             
 やはり横になっている煙突に煤は溜まる。
 円周の三分の二が煤だった。
 マスクをするべきだった。

                    
 注意はしていても衣服は煤で汚れてしまう。
 映画で出てくる汚れた煙突掃除夫は、まったくそのとおりだ。
 
 これでよし。
 ダルマストーブの余熱で就寝時は寒さをあまり感じない。
 薪は廃材と枝払いした枝。
エコなエネルギーで心も体も暖まる。
 やっぱり原発はいらない。
 
 
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山里は名人の宝庫だった

2013-01-15 19:55:52 | 出会い・近隣
 関東の大雪のニュースを後にして、うららかな陽射しに押されて畑を垣間見る。
 昨日の雨でシイタケは大喜び、霜ではなく雨が嬉しい。

 そんなとき、隣の師匠から電話があった。
 「チェンソーのチェーンを見てやるよ」とのことだった。
 先日、チェンソーのスタートができなかったのを直してもらったばかりだった。
 しかし、「切れ味が悪い」と言ったら、向こうから「直してやるよ」と言うのだ。

                 
 すぐに見てもらったら、「ヤスリの磨き方が悪い」と指摘された。
 さすが営林署に長く勤務しただけあって、チェーンを見てひと目でわかってしまう。

 チェーンを研いでいただいてから、さっそく、丸太の玉切りをする。
 調子が良くなった。
 夕飯はその薪でダルマストーブの上で野菜スープを温め、さらにお湯を沸かす。

 
 一昨日もそうだったが、山里には心優しく技術のある名人・師匠がいっぱいいる。
 それを行政も住民も生かしきれていない。
 自分の守備範囲を越えようとしない。

 
 ベストセラーを連発している伊集院静は昨日、成人になった若者に向かって、「大人になるとは」と、二つの提言をした。
 「第一は、自分のことは責任を持つこと。第二は、他人のために生きること」をあげた。
 自分の守備範囲をふまえながら、他人や地域のことに思いをはせることが重要だ。
 日本を取り戻すとは、こういうことではないか、阿部くん!?
 
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里山の杉を伐採して明るくする

2013-01-14 19:30:26 | 野外活動
 きょうは一日中、久々の雨だった。
 寒さで成長が止まっているシイタケがおかげで少し大きくなった。
 関東は大雪だったそうだが、ここ浜松はむしろ暖かい雨に感じる。

 昨日の杉の樹の伐採の続きだ。

 
 40年近くの年輪のある杉だった。
 山主の指導の下、初心者からの順番でまず4本を伐る。
 もちろんオイラも初心者グループなので、2番目となる。
 
          
 倒した樹の利用は小さな橋の補強に使用することになった。
 山主の師匠はさすが慣れていて、橋のサイドに樹を設置するのもかなり技術がいるが、てきぱき無駄のない動き。

                   
 梃子と人力でついに補強が完成となる。
 利用のない杉材がまだ転がっている。
 買えば○万円もするものだが、もったいない。
 
 帰りの道すがら、杉や松等を次々伐採。
 午前中の梅の剪定から午後の間伐でたっぷり森とつきあうことになった。
 師匠の体験からくる知恵の深さに感服する。

 
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急遽梅の剪定を前倒しで

2013-01-13 19:25:23 | 野外活動
 明日は雨模様の予報なので、急遽、本日梅の剪定を行う。
 場所はオープンガーデンをやっている尾上邸の庭とその周辺だ。
 事前に連絡のあった4人で行った。

          
 毎年見事な紅梅を見せてくれる梅の枝を切ったら、枝の断面も赤だった。
 昨年強剪定をやっていたので、ずいぶん剪定がやりやすくなってきた。
 夏の梅もぎの頃が楽しみだ。

                 
 さいわい、メンバーの中に果樹センター勤務の人がいたので素人軍団も安心して剪定を行うことができた。
 昼食後は杉の伐採を要請されて、これまた急遽、出動することになった。                    
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里山づくりで野鳥の巣箱設置

2013-01-12 19:37:38 | 野外活動
 ツガル博士と初参加のタダシちゃんと里山実験地に行く。
 新人参画で博士もうれしそうだ。
 つい講義時間に熱が入る。

      
 間伐材でハシゴがつくられていた。
 それを使って巣箱を設置する。
 博士手製の頑丈なハウスだ。

              
 杉や松を間伐してきたため光が入ってきている。
 そんな実験場でミニログハウスもどきを作ってみたり、チェンソーで板を製材したり、楽しみながら里山づくりをしている。

   
 ツガル博士は理論だけでなく実践にも強い。

 途中で木登りの方法として、短いロープを使った「足縄のぼり」やロープと短い木を使った「ブリ縄(カルコ登り)のぼり」をやる。
 足縄は道具は簡単だが難しい。
 ブリ縄のほうが安定感があった。

 片意地はらない里山づくりは牛歩の如く進行中である。
 
   
                       

             
        
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