山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

口に「ロケット」が爆発!?

2014-05-21 21:46:17 | 農作業・野菜
 口に「ロケット」を入れたら、これは抜群にうまさ爆発だった。
 イタリアでは「ルッコラ」として人気の野菜だ。
 2週間ほど前にいくつかの種を撒いていたのだが、これがいちばんの成長株だった。

  
 しかも、昨年はまったく芽を出さなかったのに、どういうわけか今年は初めて芽を出してくれたのだ。
 さらに、成長もばっちりで、間引き菜もうまいときている。
 
                      
 間引きしたロケットをトマトと新玉ねぎとをブレンドしてドレッシングをかけてサラダ日和とする。
 ロケットは、ゴマの香りを漂わせ、クレソンのような味を楽しませてくれる。

 むかし、園芸高校の若い先生が食べさせてくれたのを思い出す。
 あの時以来の味がついにわが手によって甦ったのだ。
 思い出が心を熱くする。
 懐かしい味が食欲を増進させる。
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ついにソラマメ順調な成育へ

2014-05-20 20:26:30 | 農作業・野菜
 ここ数年、ソラマメを作っていたが、半分は「立枯病」らしく、黒変してもちろん実はならない。
 3月の暖かい時期にビニールの覆いをはずすタイミングがいつも遅かったようだ。
 
 今のところ、順調に実がついてきている。
 ただし、大きさは今後の課題で、追肥が遅かったようだ。
 それでも「甘い、柔らかい、止まらない」味覚だ。

                       
 つつましくアスパラガスが芽を出した。
 芽を出してからいつも追肥を忘れていることに気づく。
 さっそく、茹でてかぶりつく。
 「甘い、柔らかい」「いいね」

     
                        
 近所からいただいたキャベツの苗を少し養生して植えた、「フルーツキャベツ」と「ジャンボキャベツ」。
 苗を見ただけでは違いがわからない。

 結球してからが楽しみだが、モンシロチョウがすでに目をつけている。
 あわてて、半径の支柱に防虫網をかける。
 
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ついに一番茶の刈り入れ

2014-05-19 20:07:51 | 農作業・野菜
 きょうが茶工場の最終日だという。
 わが家の茶園がいよいよ収穫となる。
 霜に痛めつけられたにもかかわらず、なんとか最終日に間に合う。

  
 各畝毎に収穫の袋を用意する。
 午前と午後の2回に分けて収穫し次第、茶工場へ急行する。
 鮮度がいのちだからだ。

                     
 収穫は隣の集落の親子が担っている。
 早朝の機械音のこだまはきょうで最後となる。
 人手を必要とするお茶の摘み取り風物詩は、過疎の村からはめったに見られなくなった。
 
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蛇紋岩地帯の「枯山」を散策する

2014-05-18 21:55:25 | 旅行・散策
 昨日とは反対側の浜松市「熊」の辺境、「枯山」をめざす。
 ここいらは蛇紋岩地帯で保水力がなく樹木の成長が悪いことで、杉・檜の植林が避けられたようだ。
 つまり、「枯山」という名称のとおり役立たずの山だった。
 しかし、そこに生命維持を戦略とする植物がある。
 「渋川ツツジ」が代表的だ。

                      
 さらに、そこに群生する「ヒメカンアオイ」を食草とする「ギフチョウ」の生息地としても有名だ。
 その「ヒメカンアオイ」を保護するために、山道の真ん中にカンアオイの周りに石で囲んであるのがよく見られた。
 
           
 ユリ科の「シライトソウ」が所々の道際に咲いている。
 「<白糸荘>というアパートの名前で覚えるといいね」と誰かが言う、

                      
 野生ではじめて見た「カザグルマ」(キンポウゲ科)は、いわゆる「テッセン」にそっくり。
 目の前にこの大きな花があること自体が不思議に思えた。

      
 さらには、「カキノハグサ」(ヒメハギ科)もいくつか咲いていた。
 葉が柿の葉に似ているというがあまり納得がいかない。
 同時に、「ヒメハギ」の紫の小さな花や「ツクバネウツギ」「コゴメウツギ」の花も発見。

 眺望も素敵だが、植生が豊かなのにいくども感心する。
 捨てられた山に素敵な植物・昆虫が楽園を形成しているのだ。  
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天空の茶摘み体験

2014-05-17 22:01:41 | 出会い・近隣
 町の山深い辺境ともいえる梅ちゃんの茶畑を初めて訪れる。
 急峻な山道を越えた行き止まりにつつましい家があった。
 足の悪い梅ちゃんは竹細工を独学でマスターし生業としているかたわら、無農薬のお茶栽培を続けてきた。

        
 しかし、82歳を越えてさすがに急峻な斜面にある茶畑は手に余るようだ。
 いちばん高い茶畑は胸を越える高さで伸び放題となっている。
 そこから見える山並みは壮観だった。

                    
 都会から静岡文芸大の学生十数人が茶摘みの応援に来ている。
 NPO法人「元気里山」が梅ちゃんの茶園の支援にのりだしたのだった。
 手摘みを中心に茶葉を黙々と収穫する。

   
 茶畑はこの狭隘な山里では広くはできない。
 有機農法を貫いてきたこともあるが当然、経営的には採算が合わなくなる。
 たまに応援に行く者にとってはアートな茶畑だが、よく見れば管理しきれない大変さも伝わってくる。

                       
 それでも、大きな籠3杯分は収穫できている。
 3軒共同の茶工場も今では梅ちゃんだけしか利用がない現実。
 みんなでゴミとりをやったり、小さな茶工場が稼動する。

        
 梅ちゃんは杖を巧みに操りながら工場の細部にまで気を配りながら小まめに移動する。
 われわれはその邪魔にならないよううろうろするだけだった。
 梅ちゃんの生き様が染み付いた工場で、さっそく摘み入れてまもない新茶をいただいた。
 渋みが口中にジワジワ旨味になっていく。
 
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ザクザクと石が沸いてくる畑かな

2014-05-16 22:31:32 | 農作業・野菜
突風が激しい。
 サヤエンドウの誘引をしようとしたがこれはきっと風で折れてしまう。
 それで、雑草の海に畑への道のルートを草刈機で作ることにした。

 和宮様が未開拓の畝づくりを挑戦している。
 沢庵石くらいの石が次々出てくる。

                        
 10個以上の沢庵石のなかでも大物を掘り出す。
 ひとりではとても持ち上げられない。
 鉄棒を使ってテコの原理でジワジワと陸上に上げていく。

   
 二人で隙間に石を詰めながらついに引き揚げに成功する。
 二つの穴から10個以上のデカイ石を収穫する。
 その石の周りにはこぶしだいの石が密集している。
 さらには、クズの根っこも絡んでいる。

                   
 穴にはまだ石が残っていたが時間切れ。
 のんびりやるしかない。
 和宮様はクズ・ススキ・シシウドなどの根っこを掘り出すのもうまくなってきた。
 この未開の畝をやり遂げればかなりの自信がつく。

 強風のおかげで汗をそれほどかかないで取り組めたのをよしとする。
 あすは筋肉痛になりませんように。

                 

   



                          

 
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やっとトマトを植えつける

2014-05-15 19:01:47 | 農作業・野菜
 トマトハウスは烈風のしごきに耐え抜き、隣の師匠にいただいた黒いロープでハウス全体を固定して完成へ。

                     
 
 師匠の山から伐採してきた笹を支柱に細工して、肥料袋とともにトマトの苗の防風・養生を行う。
 ここまでくるのにずいぶん準備がかかる。

                
 苗は大玉・中玉・ミニをそれぞれ2・3個ずつ用意する。
 これでひとまず安心。

 見慣れない黒いアゲハチョウが畑にやってきた。
 「オナガアゲハ」♂であるのが、あとでわかった。
 食草のコクサギやサンショウがここらにはあまりないから、見慣れないわけだ。
 
 
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ヤマオダマキはなかなか強いジャン

2014-05-14 23:15:39 | 植物
 一昨年いただいた「ヤマオダマキ」の花は、今年はとくに飛躍した。
 というのも、狭いスペースにあった2・3本のヤマオダマキが、道路上や畑へと進出し始めたからだ。

                       
 路上に進出すると他の雑草たちとともに草刈機の犠牲の危険性がある。
 深山の林縁に自生するというヤマオダマキが園芸種並みに生命力があるとは恐れ入った次第だ。

      
 しかも、道路を越えて畑に進出するとは天晴れ至極だ。
 オダマキの仲間には園芸品種「セイヨウオダマキ」の変種が多い。
 オダマキの仲間はキンポウゲ科なので有毒であるとともに、腹痛・下痢の薬にもなるという。

                   
 それにしても、「距」が5本ある容姿はユニークだ。
 その姿は5本の棒からなる糸巻きに似ているところから「おだまき」という名前がついている。
 ちなみに、「おだ()」とは、カラムシのことらしい。
 やはり糸巻きにちなんでいる。

 自生種は可憐なものが多いなかで、ヤマオダマキの生命力には元気づけられる。
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やっとサツマイモ植え付けへ

2014-05-13 21:44:03 | 農作業・野菜
 先週購入しておいたサツマイモの苗をやっと植えつけることができた。
 ホームセンターではサツマイモの葉っぱが枯れていることも少なくない。
 とあるスーパーで元気そうな苗を売っていたのですぐ手が出たのだった。
 「ベニハルカ」らしい。

                
 これはホームセンターで購入した100円の「スイカ」と「アシタバ」の苗各2本。
 雑草マルチで寒冷紗をやってみたが、結果は不安だらけ。
 スイカには元肥をタップリ入れておいたが、畝全体としてはあまり整備された畝ではないからだ。

 急ピッチで苗の植え付けが始まった。

シロアリの羽化が玄関入口の柱で突然始まった。
 和宮様が「きょうは羽化が始まる天候よ」と予言していたが、まさにそのとおりになった。
 発生場所はその年によって違うが、ここ数年はほぼ同じ所から発生する。
 残念ながら、シロアリと同居しているということになる。
 
 
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庭を暴れる春をなだめたら

2014-05-12 09:34:20 | 植物
わが庭のヤツデ・ローバイ・タラノキ・ビワ・カナメモチなどの木がジャングルを形成していた。
 ノコギリや剪定バサミを動員して整枝していく。
 「ソシンローバイ」は花が終わり、イチジクのような実ができていたのを発見。

             
 「この花の名前知っている? ヒントはラン科だよ」
 「えっ、知らんだって」
 「紫色の蘭だから、シラン」
 「おあとがよろしいようで」

                   
 日影に大きな「ムサシアブミ」が咲いていた。
 ほんとに鐙くらいの大きさだ。
 武蔵の国の鐙は良質だったらしい。
 それほど見事なムサシアブミということなんだな。

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