うんざりする雨の日々がきょうも。
朝寝・昼寝・夕寝の「寝太郎」となる。
その合間に雨読するが、すぐに眠くなる。
池内紀(オサム)『人と森の物語』/日本人と都市林(集英社新書・2011年)、を読む。
北海道から沖縄まで日本の代表的な森の訪問紀行エッセイだ。
森林の専門家ではないドイツ文学者の池内さんの視座は、それぞれ的を得た内容となっている。
とりわけ、北海道苫小牧の「北大演習林」の都市林づくりは、内外の自己改革まで着手した注目の森だ。
また、華族が広大な「那須が原」に森を作っていくロマンもスケールが大きい。
さらには、南方熊楠が保存運動を身をもって続けてきた神社林「クマグスの森」も注目したい。
目先だけの予算をつけてお茶を濁す行政のあり方を批判しながら、生活の必要から取り組まれてきたむかしからの森作りの意味を作者は喝破している。
森を経済市場としか見ない杉・ヒノキ一辺倒の現実はわが地域も例外ではない。
新しい森作りのヒントがこの本にこめられている。
朝寝・昼寝・夕寝の「寝太郎」となる。
その合間に雨読するが、すぐに眠くなる。
池内紀(オサム)『人と森の物語』/日本人と都市林(集英社新書・2011年)、を読む。
北海道から沖縄まで日本の代表的な森の訪問紀行エッセイだ。
森林の専門家ではないドイツ文学者の池内さんの視座は、それぞれ的を得た内容となっている。
とりわけ、北海道苫小牧の「北大演習林」の都市林づくりは、内外の自己改革まで着手した注目の森だ。
また、華族が広大な「那須が原」に森を作っていくロマンもスケールが大きい。
さらには、南方熊楠が保存運動を身をもって続けてきた神社林「クマグスの森」も注目したい。
目先だけの予算をつけてお茶を濁す行政のあり方を批判しながら、生活の必要から取り組まれてきたむかしからの森作りの意味を作者は喝破している。
森を経済市場としか見ない杉・ヒノキ一辺倒の現実はわが地域も例外ではない。
新しい森作りのヒントがこの本にこめられている。