山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

エゴマの葉サラダいいねー!

2018-06-20 21:15:42 | 食彩・山菜・きのこ

 昨年のエゴマのこぼれ種で育った苗がこの雨でぐんぐん育った。友人にもその苗をお裾分けしたがまだ畑に残っている。そこで、サラダを作って生でエゴマの葉を食べることにする。

 

         

 畑からパセリとセロリを採ってきたが、セロリを入れるのを忘れたが、食べる寸前で茎を入れ込む。洗ったパセリとエゴマの葉を皿に乗せてから、赤ピーマンとシーチキンを置く。そこに、ゴマ油・酢・醤油をかける。それらをかき混ぜながら食べていく。大葉よりやや強い味ながらうまいー。これなら豆腐や納豆に乗せて食べてもうまそうだ。

 今日はできなかったが、明日はエゴマの葉を使った卵焼きを食べてみるつもりだ。

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キウイフルーツの摘果・剪定を

2018-06-19 21:53:17 | 農作業・野菜

 キウイフルーツの伸びきった枝の剪定、500円玉より大きいくらいになった実の摘果をやっと行う。足場が雑草だらけだったので前もって草刈機を振り回してからの実施だ。天気が怪しいがきょうを逃がすと梅雨の洗礼にあう。

 

             

                           

 ジャングルのように絡まった枝を剪定するのは時間がかかる。ずっと上を見て作業していたので首が疲れてくる。今年は実が多い気がする。時折雨がポトリと降ってきたが棚下は濡れることはない。それほどに繁茂してしまったジャングルキウイだった。アオバトが声援を送ってくれている。

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群落が増えてきている

2018-06-18 21:18:43 | 春野山の村

 久しぶりに「春野山の村」に行く。杉・松などの針葉樹を伐採してサクラなどの広葉樹を中心とする森づくりに挑戦している。伐採の影響で遠くの山が見えるようになり、ビューポイントが増えてきた。また、かなりの伐採で森の本来にある種子がはじけていろんな草木が群落を形成してきている。今、体育館周辺で目立っていたのは「オカトラノオ」(サクラソウ科)の群落。和宮様が好きな花だ。

 

          

 そのそばで、ひときわ赤い実をつけていたのは「ニガイチゴ」(バラ科)だった。うまそうなのでつい手が出てしまうが、食べ過ぎるとちょっぴり苦みが残るのでこの名がついている。集めればジャムができそうだが採りつくす人がいないのがいい。葉の浅い切れ込みが普通のようだが、ここでは切れ込みがない葉のほうが多い。一年を通して野イチゴ・木イチゴの宝庫でもある。

 

                    

 一時はシカの食害で「ササユリ」(ユリ科)が消えそうな時期があったが、いまは樹の伐採の影響だろうかあちこちで目撃できる。わが道草山はかなり少なくなってしまったが、「山の村」はかなり盛り返した感じだ。繊細な生育なのでそっとしておくのがいちばんいい。ほんのりとしたピンクの色合いがいかにも日本的で愛好者も多い。

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売り切れていたのだ!

2018-06-17 20:10:40 | 出会い・近隣

 隣の師匠が森町に行ったときに買ってきたトウモロコシをいただいた。森町のトウモロコシと言えば甘い「甘々娘」。以前、いつ買いに行っても店が閉まっているので「やる気ねーなー」と思っていた。聞いてみたら午前6時には開店して午前中には完売なのだという。「まいったー」。というわけで、師匠の行為に甘えていただくことにする。生も甘いというが、やはり焼いたほうが旨い。合掌。

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キオビツチバチとアリと

2018-06-16 20:44:29 | 生き物

 梅雨空の下、畑で「キオビツチバチ」(ツチバチ科)を発見。翅が青いのでルリチュウレンジというハバチの仲間とばかり思っていた。しかし、腹に黄色の斑点があるので「キオビ」に軍配。畑にいるクモを捕獲して運んでいる作業中のようだった。

 

                     

 ふつうはコガネムシの幼虫を刺して麻酔をかけ土中に埋め、そこに卵を植え付けて幼虫の餌にするという作戦だ。しかも餌を殺さないようダメージの少ないところから食べていくという高等戦略だ。今回はクモをターゲットにしたようだ。

 

  

 コンクリートの所では3mmほどの茶色のアリが卵を運んでいた。引越でもしているのだろうか。画像の青いのは水撒き用のホースだ。その行列が2mくらいにつながっている。大雨に備えた対策かもしれない。

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コンニャクの植付終了

2018-06-15 19:51:43 | 農作業・野菜

 春に先輩からいただいた大量のコンニャクの芽がずいぶん出てきた。はじめは里芋を植えたつもりだったが和宮様が「これはコンニャクではないかの」とおっしゃってはじめて気がついた。なんとも平和なボケぶりだった。危ないアブナイ。

 

   

 きょうは残りのコンニャクの種をブルーベリー畑の間に植え付ける。目印に竹の支柱をそばに打つ。これでいただいたすべてのコンニャクの植付が完了する。これから数年後のコンニャクづくりを目標にのんびり時機を待つことにする。

 午前中は春野山の村で小学生向けの散策ガイドをやる予定だったが、雨天のため中止。おかげで久しぶりにゆったりする。    

 

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就職しないと生きていけないという迷信!?

2018-06-14 21:30:32 | 読書

 友人が「読んでみて」と貸してくれた小冊子・正木髙志『生命平和憲法』(ふくしま文庫、2018.5)を取り急ぎ読む。インドを旅して仏教的な世界観を獲得しているが一神教でないのが安心できる。風貌も尊顔もネイティブインディアンのような神々しい修行者のようだ。42頁の短い冊子ではあるが、その意味では哲学的な世界観がこってり凝縮されている。

 

                       

 表題からして、新しい憲法案が書いてあるのかと思っていたら、物語風の仏教説話もどきになっていて、いつの間にかこの現代で人間いかに生きるべきかを説いている。その構成や例え話は成功しているとは思えないが中身は十分納得できるものだった。その基本は、9条を中心とする現行憲法を遵守・貫徹していくことがいのちと平和を堅持していくことにつながると主張している。

 

    

 とりわけハッとしたのは、人間以外のあらゆる生きものは就職しないで生きていること、大昔の人々も就職しないで生きてきた、就職しないと生きていけないという迷信は最近作られたものだ、仲間たちとぜいたくしないで自給自足の生活をやればそこに自由がある、と明示しているところが感銘できる。

 

          

 さらに、資源や環境に限界があり現代文明は人類の危機の「緊急事態」だとローマクラブは1972年に警告した。こうした事態は文明の「羽化」のチャンス=歴史のターニングポイントであると作者は言う。地を這う毛虫の文明から空を飛ぶ「蝶文明」への変態を提起している。

 

                

 大まかな論理・思想の展開は粗く飛躍しているが、それを自然農として自給自足的な農園を経営している正木さんの「グローカル」な生き方には共鳴できるものがある。その道はきわめて遠く、時間がかかる過程でもある。自然の胎内のなかでゆったり生きていくのが21世紀の希望であるのは相違ないが、誰でも実践できるものではない。

 しかしこのところ、若い夫婦がその清貧の暮しを甘んじて豊かに生きようとするじれが増えてきているのも確かだ。髪の毛が邪魔だったオイラはそれをやりきる意志も考えもなかったが、リタイヤしてやっとその入り口にたどり着いたところだ。

 梅雨空を見ながらきょう、梅シロップ漬け用に約1.8kg、梅干し用に650gの梅をやっと漬け込んだ。

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特攻隊と日大との連続線

2018-06-13 21:23:09 | 意見・所感

 ときどき深夜番組のドキュメント番組を観ることにしている。テーマはどれも関心はないのだけれど、国民の一人として風化されそうな真実を忘れないようときどき観るよう自分に課している。先日の「テレメンタリー2018/不死身の特攻兵」は、9回特攻攻撃を命じられながらも9回生還した佐々木友次さんを取り上げていた。その理由は当時の上官だった岩本益臣大尉の言葉だったという。

 

   

 「爆弾を命中させることで体当たりで死ぬことが目的ではない。これぞと思う目標をとらえるまでは何度でもやり直しをしていい。一度だけの攻撃でおしまいというのは、余計に消耗(操縦者・飛行機)を大きくすることだ。」と、当時としては開明的な上官だった。とはいえ岩本大尉の死後、現場は「死んでこい」と何度も言われてきたと言う。

 

                        

 元第6航空軍司令官だった菅原道夫は、「いくさというものは天皇の命令もお前は死ねとはおっしゃらない。我々も誰もお前は死ねとは決して言わない。志願ということによって出発した。」と語る。志願か命令か、そこには日大危険タックル問題ときわめて似ている空気がある。劇作家の鴻上尚史も特攻隊にまつわる問題と現代が抱えている問題とが連動していることを突き止める。

 

                 

 佐々木さんはその特攻隊体験から「自分というものが無くなる。何も考えなくなってしまうから死にやすいんです」と語った。鴻上氏は、佐々木さんの生還は希望であり、不合理や苦しみの構造は今も変わっていないのではないかと指摘する。それはまさに日大経営者問題や財務省文書するものだから改竄問題へとつながっている。それは人間を思考停止にするものだから。もしくは、芸能情報やパンダ情報などのバラエティー回路を太くして、不都合な真実の回路を遮断する構図でもある。

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モンキチョウとメスグロヒョウモンのメスは!

2018-06-12 21:54:18 | 生き物

 知らないことが多い。モンシロチョウが畑のノラボウ菜の花に群がっていたが、黄色い蝶はチラホラだった。今までまとめてキチョウと思っていたが、「モンキチョウ」をすっかり忘れていた。確かに紋があるキチョウだ。しかもそのメスは、モンシロチョウとそっくりな白い蝶もいるという。今までその違いすら知らなかった。見分けもつかないだろうが、これから注意していきたい。画像のモンキチョウはメスだが、裏翅は黄色で表翅は紋白のミックス。

 

             

 そのうえさらに、庭にいたヒョウモンチョウは「メスグロヒョウモン」であるのがわかった。じつはメスグロヒョウモンのメスは色も模様もオスとは全く違うのだ。メスにしては地味なグレーな斑紋でこれは比較的見分けがつく。しかし、オスは似たヒョウモンチョウが多くて瞬時には同定できない。

 というように、蝶の世界でも人間と同じく一筋縄ではくくれない。トランプとキムジョンウンの歴史的な調印が本日あったが、平和共存の方向で世界は動いていくのだろうか。その中で日本の立ち位置は今後、注目を集める自立的な方針を保有していけるだろうか。外務省・法務省・文科省といえば、開明的でない匂いを一貫してまき散らしてきたからね。

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「家族はつらいよ」 第3弾

2018-06-11 21:43:40 | アート・文化

 山田洋次監督の「妻よ薔薇のように/家族はつらいよ③」を観る。1作目は「熟年離婚」、2作目は「無縁社会」がテーマ。今回は「主婦への讃歌」がテーマ。(画像はいずれも松竹のパンフから)

 

       

 夫役の西村まさ彦の「オレがあくせくして働いているのにお前は昼寝とはいい身分だな」というような気遣いない言葉から妻役の夏川結衣の家出から物語がすすむ。西村まさ彦の憎らしい横柄さが上手い。相変わらず祖父役の橋爪功の演技が光る。落語家が次々出演してくるがいまいち。看護師役の蒼井優の真摯さがテンポを引き締めている。子役への演出は失敗。

 

                   

 山田洋次は語る。たとえば杉村春子は演じるうまさ、笠智衆は不器用な素材の輝き、というような特徴をあげ、俳優の持つそれぞれの持ち味をいかに引き出すかが監督の腕の見せ所とする。その意味では山田組チームが「楽しくも味わい深いどっしりとした喜劇」を安定的に作りだしているのが今回の作品だった。

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