石碑調査(栃木県限定)と拓本等について(瀧澤龍雄)

石碑の調査(栃木県内限定)を拓本を採りながら行っています。所在地などの問い合わせは不可です。投稿は、実名でお願いします。

6月2日は日光の庚申塔調査

2007年06月03日 | Weblog
昨日6月2日は、日光市稲荷町の虚空蔵にある庚申塔調査に行きました。その目的は、当然ながら庚申塔の精査にあります。朝8時半から始まり、午後3時まで行うも、たった6基しか出来ませんでしたが、それでも私にとっては6基も出来たことに満足です。何しろ、1基平均で1時間で精査が出来たことになるので、これまでよりは少しペースがあがったことになるからです。その作業の手順は、まず最初に当日精査する予定の碑塔を一気に掃除してしまうことにありそうです。それと、水張りした和紙が季節の関係で早く乾くようになったからでしょう。

本当は、夕方まで現地に留まりたかったのですが、午後2時半頃から雨が降り出し、何とか3時まで粘りましたが益々雨が強くなってきたので仕方なく中止となりました。寛文塔が、7基あるのに1基を残してしまったのは残念ですが、それでも「中山リスト」との照合が出来まして、先ほどその報告を電話で中山氏にしました。これで、中山リストの栃木県寛文塔は完了です。

次回も、また虚空蔵に行くつもりでいます。何しろまだまだ正保塔を含めて精査しなければならない庚申塔が沢山あるので、あと2~3回はこの虚空蔵に入り浸りとなりそうです。(もし、これをご覧の方で、”私も勉強のために参加したい”という方は、当方までメールでご連絡下さい。一般の石仏巡りと違って全く面白くもなく疲れるだけですが、参加はご自由ですので…。ちなみに、東武日光駅の近くですので、勝手に現地集合です)

何れにしましても、この精査によって初めて日光の庚申塔調査が成りますので、焦らずじっくりと構えて進めていきます。しかし、いつものようにHPの方へ掲載する画像としては全く困っています。何しろ数が少ない、見た目に面白くもない碑塔ばかりですので掲載するのをためらっているからです。それでも、庚申塔に興味があって、しかも「日光型」というものに関心がある方もいようかと、専門的になってしまうかも知れませんが、その精査した内容を掲載しておこうかとも思っています。
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