前回に引き続き、今回も執拗に栃木県西方町の石仏巡りに出かけました。いや~あ、それにしても蒸し暑かったです。今年初めての、汗が流れ落ちるままの石仏巡りとなりました。そして日向で大汗をかき、次の場所はカブトムシがいる森の中の冷風に当たるという石仏巡りのため、午前中で早くも鼻風邪気味となり鼻水とクシャミが止まらなくなる。これはヤバイと、途中で裸になり小川の水で全身をふき取るもその症状は止まず、どうやら午後には完全に夏風邪状態。それからは汗を拭いているのか、鼻水を拭いているのか分からぬままの石仏巡りとなる。
さて、今回の石仏巡りも前回同様、昔に調査した碑塔の再確認とあわよくば新規の碑塔実見と言うことで、その数だけは沢山見て歩いたが肝心な未調査碑塔発見は僅かな数で10基に満たない有様。それも、冬場でも逃げてしまうような廃寺跡の無縁墓塔中。誰も手をいれないので、この季節は夏草に完全に覆われている中、それらの夏草を足で踏み倒しながらの中で、数基の新たなる碑塔を見つけました。また、真名子地区の大宮神社では1995年以来と言う、念願の石文を手拓することが出来ました。もっとも、その場所はやぶ蚊の大群が住んでいるところ。おまけに、大気中の湿度がありすぎて水張りした用紙は少しも墨入れ出来る状態にならない。そこで、神社の本殿に腰掛けて野鳥の声を聴きながらの待ち時間として気長に待つこととした。そんなこんなで、手拓が完了したのは、汚い碑面の水洗い開始から一時間以上も経過していた。もちろん、手と顔はやぶ蚊の執拗な襲撃から逃れられずに被害甚大となったのは言うまでもない。
多分、次回も懲りずに西方町の石仏巡りに出かけるのだろうが、今度は替えのシャツを持っていくことと、虫刺され用の薬持参としよう。そうそう、帰宅してからも鼻水とクシャミは止まらず、完全に夏風邪にやられたようだ。幸いにも頭痛等はしないのでシャワーを浴びてさっぱりしてから買い置きの風邪薬を服用する。そして朝起きてみれば、昨日の寝るまでのクシャミは何だったのだというくらい、夏風邪はどこかに去っていた。まだまだ、体力に自信ありというところか。
さて、ここへ掲載した写真は、そんな石仏巡りの途中に立ち寄った真名子地区の曹洞宗 洞雲寺さんの参道沿いにある碑塔風景の一部です。ちなみに、ここにも沢山のやぶ蚊がいましたが、ここを訪れるのは三度目につき、余裕の写真撮影でした。