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石碑調査(栃木県限定)と拓本等について(瀧澤龍雄)

石碑の調査(栃木県内限定)を拓本を採りながら行っています。所在地などの問い合わせは不可です。投稿は、実名でお願いします。

2010年7月24日は栃木県上河内町の石仏巡りでした

2010年07月25日 | Weblog
この暑さにも関わらず、今週も石仏巡りに出かけてしまいました。但し、今までの栃木県南部地区から北部地区へさすがに移動しましたが…。
さて最初に向かったのは、今市市と東部で接する上河内町宮山田地区の謡辻にある愛宕山神社でしたが、

その場所は、ご覧の写真のように入り口からして夏草に完全に覆われていて、それを見ただけで登るのを断念です。写真中央に、鳥居が写っているのが分かりましか。その鳥居まで完全に夏草の獲物となって覆い尽くされている有様です。ここには、素晴らしい像容塔があるのですが、それが紹介できなくて残念です。それでも、周辺の石仏を数基再確認(既にこの辺の石仏は1990年代に調査済み)してから、更なる山に囲まれた高間木というへ向かいました。内の消防小屋前に車を乗り捨て、それからは内探索です。そして内のあちこちのお宅を訪ねては情報収集し、これまで未調査だった碑塔を10基あまり調査することが出来ました。しかしこの頃から些か夏バテ気味となったので、石仏調査を中断してすぐ近くの鬼怒川へと向かい、その清流にて汗グショグショの身体を拭いたり足を流れに冷やして大休憩としました。あまりの気持ちよさに、まだ11時を少し過ぎたばかりだと言うのに早くもここで昼食時間とする。そして延々と涼んでばかりいて、ようやく石仏調査に動き出したのは、午後も1時近くになってからだった。しかもそこは、今休んでいる場所の隣にある、逆木水神神社という有様だ。しかし、そこには大きな明治の鬼怒川治水碑があり、その全文を記録していなかったので、それに挑戦である。すっかり元気になった身体なのに、わずかばかりの山登りで着いた頃には、又しても全身汗ビッショリ。それでも、銘文内容を知りたさにこの記念碑の前に立って約450文字を書き写す。

まあ、こんな真夏の真っ最中にこんなことをしているのは、全国でも私一人だろうと苦笑しながら、流れ落ちる汗と約1時間戦いながら、何とかものにしました。
終了後は、又しても鬼怒川の清流で一休みし、これからどうしようかと思い悩む。それでも、このまま帰宅せずに次なる場所へと移動した自分に感動ものである。昔に訪ねた、山の中に祀られている男体山碑を訪ねたりして、又しても大汗をかく。そしてどうせならと、その勢いを駆って小室地区の高おかみ神社の碑塔再調査である。ここには、栃木県では見られない享和銘「二十三夜御鎮座」と言うのと文化銘「二十六夜御鎮座」という自然石文字塔が建立されている。写真は、そのうちの「二十三夜御鎮座」塔である。

もちろん、その他にも多数の石仏が並んでいたり、本殿裏には金精神としての立派な丸彫り像も祭られている。ただ、神社前の急斜面に建立されている石塔には、それを調査するにも写真を撮影するにも足元が不安定で危険である。この日も、写真撮影のためだけで二度も急斜面を下まで滑り落ちてしまった。走行しているうちに、早くも時間は過ぎて4時を回っている。今回はここまでとして、後は通いなれた道を通って帰宅し、何よりも先にシャワーを浴びた。
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