石碑調査(栃木県限定)と拓本等について(瀧澤龍雄)

石碑の調査(栃木県内限定)を拓本を採りながら行っています。所在地などの問い合わせは不可です。投稿は、実名でお願いします。

9月最初の4日は栃木県上河内町の石仏巡りです

2010年09月05日 | Weblog

 栃木県上河内町(現・宇都宮市)の石仏調査も佳境を向かえ、今回の調査で目鼻が付き、あと2回も行けば完了です。それにしても、既に9月になったと言うのに暑い日が続いていますネ。
さて今回の石仏巡りの前半は、高橋氏と一緒の行動で、半鐘と鰐口調査のお手伝いです。といっても、金工品調査は全く出来ないのでただ一緒に行っただけというのが実情で情けない話です。それでも、涼しい風が吹き抜ける境内でのんびりした半日は至福の時間でした。金工品調査のエキスパートである高橋氏と一緒なのに、その方法さえ学ぼうとしない自分に自分自身で半ば飽きれました。それもこれも、同境内にある丸彫り地蔵像の台座にある、何がなんだかサッパリわからない偈文が汚くなって刻まれていて、それを何とか読もうとしたのですが、結局はそれを読むにはエライ時間が掛かるので止めてしまいました。そんな自分に嫌気がさしたのも一因なのでしょう。
 午前中で高橋氏と別れ、午後からは上河内町の東部地区へ入りました。その多くは過去に調査済みだったり、今年8月に行ったばかりという所がほとんどでした。その中には、調査して写真を撮り忘れたものや、写真だけ撮って紀年銘を読んでいなかったという不始末の後処理のためだったりとう有様で、いつものような大喜びする新たな碑塔にはあまり出会えませんでした。午後四時になって、少しばかり暑さに疲れてきたのでここで終了。それでも午後だけで34基も調査できたのにはそれなりに満足な一日でした。
 そうそう、掲載した写真は8月21日に掲載した碑塔風景写真の反対側に並ぶ景色です。ここへは、近くの神社の狛犬にスズメバチが巣を作っていたのを地元の方に教えなかったので、これを教えに行ったついでに立ち寄って撮影したものです。
 次回も、引き続いて上河内町へ入りたいと思っているのですが、残っている調査場所は皆平地にある所ばかり。一休みの為の日陰がないと、本当に熱中症になって倒れてしまいそうなので、このままの暑さが続くようでしたら日光へ一旦避難しようとも思っているところです。
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