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石碑調査(栃木県限定)と拓本等について(瀧澤龍雄)

石碑の調査(栃木県内限定)を拓本を採りながら行っています。所在地などの問い合わせは不可です。投稿は、実名でお願いします。

2012年2月5日は栃木県上三川町へ行ってきました

2012年02月06日 | Weblog


 石仏巡りに出かけるのは、本当に暫くぶり。今回は、前回に探して見つからなかった栃木県南河内町へ向かう。まずは、そして墓碑探しから開始とした。まず最初に訪れたのは、前回もお訪ねしたその墓地の本家です。前回は留守だったご主人がいて、墓地の所在地はもちろんのこと手拓の了解に加えて様々な話を聞くことが出来ました。
 さて、そうして目指す墓地へ行ったのですが(上に掲載した墓碑のある風景写真)、いざ手拓を開始する段階で車の中にあった霧吹きの中の水が凍っていてどうにも霧が出てこない。これには困り果てました。そこで、近くの農家へ飛び込んで事情を話し、ペットボトル一本分のお湯を頂き何とか急場をしのぎました。
 さて、次なる難関は強風。高さが120cm幅が18cmという細長い石柱なので、用紙を取り出して上部へテープで貼り付けたとたん、その用紙は凧の足のように大空へ浮き上がり、そのまま切れて田んぼの中へ飛んでいってしまいました。しかし、そんなことではへこたれない私のこと、今度は台風の中での手拓作業を思い出し、用紙を30cmずつの短さに切って強引に貼り付けました。もちろん、貼り付けと同時にそのまま墨入れ、それを4回繰り返して何とか手拓しましたが、通りがかりの人にこの風の中、長時間何をしているのですかと怪訝に思われたのは言うまでもありません。ホントッ、自分でも寒空の下で宇都宮から来て馬鹿なことをしていると苦笑です。
 いや~あ、それにしても寒かった。
 その後は、同じ南河内町でも少し離れた上川島地区まで移動。そこの薬師堂のある墓地内にも、目指す墓碑が建立されているのでそれを手拓したくて行きました。周囲を林やら隣家の建物に風がさえぎられていて、前回ほどの苦労をすることなく手拓することが出来ました。但し、碑面に生えた硬い苔剥がしには、毎度のことながら少なからず苦労しましたが…。なお、この薬師堂にある石仏類は2007年に調査済みにつき、今回はパスです。
 ここまでで、本日の午前の部は終わり。車の中でのんびり昼食をとり、午後の部の目的地を選定。その結果、当地から少し北部に位置する成田地区へ入ることにする。そして昼食後に早速移動したが、この頃から天候は曇りとなりますます寒風が吹き出してくる。内に入ると、人家の入り口や道の傍に家畜塔やら文字塔が点在する。しかし、何しろ風が強い上に寒い!。どう見ても今日は石仏巡りには適さないと、潔く本日の石仏巡りを終了する。そして今年の一月にお邪魔した、上三川町の森田氏宅を突然再訪し、ご主人とお茶を飲みつつ楽しい時間を過ごしてから帰宅する。
 嗚呼、それにしても今年は異常な寒さである。今回の2枚の手拓を相手に、来週は外出を控えてそれらの清書等をして暖かくすごそうと思っている。

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