石碑調査(栃木県限定)と拓本等について(瀧澤龍雄)

石碑の調査(栃木県内限定)を拓本を採りながら行っています。所在地などの問い合わせは不可です。投稿は、実名でお願いします。

2012年6月2日は調査済み石碑の手拓作業だけでした。

2012年06月03日 | Weblog

 先週に見つけて調査した「養蚕記念碑」を、午前中に手拓しに行きました。相変わらずの風ですが、まあこのくらいは許せると何とか終了。そして午後は、宇都宮で唯一の女性を顕彰した「鈴木なべ媼」の碑文を手拓して来ました。拓本取りは、一日で2基くらいが丁度良いようで、先週と違って今回はルンルン気分で帰宅しました。
 そして夜は、相変わらずの蒲生君平碑の手写確認作業。それも何とか全文の校正まで終了させることが出来ました。今度は、その訓読と読み下し文の作成に入りますが、こちらはもう一度その当時の歴史等を勉強しなおす必要があり、またまた当分はその作業に没頭となりそうです。それでも、これまでたくさん発行されている蒲生君平に関する書籍で、私が見た範囲ではその二荒山神社にある碑文の紹介は、どこかしらに間違いがあって、銘文全てが正しく表記されているのは一冊もありませんでした。それら蒲生君平について著書を著した多くの高名な学者さん達の、改めてのいい加減さにひとりで笑っています。しかも間違っているところは、判で押したように同じところというのが面白いです。多分、皆で間違えれば責任を押し付けあえると怖くないのでしょうね。またどこかに、その種本となったいい加減な碑文内容の書付があるのでしょうね。それにしても、おかしな話ですね。学者さん達の裏話を知っている私としては、それだからこそ私のような一趣味人がそれを正す必要があると考えているのです。これって、責任感の違いだと思っています。
 それにしても、もうこれで宇都宮市の碑文手拓は終わりにしようと思いつつ毎回拓本取りをしているのですが、それが終わると又、今度はこれも欲しくなったと過去の調査済み石碑の写真を見ながら考えてしまう、本当によくの深い自分だと思っています。困ったものです。そんな訳で、多分次回もどこかの調査済み石碑の前に立っているのでしょうね。

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