この「栃木県岩舟町 岩舩山高勝寺の板碑調査報告書」は、1995年に二回と1996年に一回の合計三回、佐野市在住の高橋氏という強力な手拓作業助っ人を得てなしえた報告書です。
内容は、岩舩山高勝寺に保存してある板碑36基を調査したものですが、特徴は栃木県の板碑調査としては初めて表面と裏面を含めて手拓したことです。特に裏面の手拓によって、これまでは等閑にされていた板碑裏面の痕跡(特に調整痕)から板碑製作時の情報が詳しく解明されたことです。
調査したまま、最終的な報告書を発行せぬままにしていたので、今週は石仏巡りをサボってこの報告書作成に費やしました。これで、肩の荷が降りた思いですが、今回もとりあえずは一冊だけの製本。少なくも5冊は作りたいと思っているのですがなかなかこうした作業は時間がもったいなくて出来ません。これまで、全く関心を持たれなかった岩舩山高勝寺の板碑内容だけに、その資料的価値は高いと思っているのですが、本当に困ったことです。また、土曜~日曜二日間とも悪天候となった時にでも作成しようとは思っているのですが…。