石碑調査(栃木県限定)と拓本等について(瀧澤龍雄)

石碑の調査(栃木県内限定)を拓本を採りながら行っています。所在地などの問い合わせは不可です。投稿は、実名でお願いします。

2012年7月1日の鹿沼市石仏巡り記

2012年07月06日 | Weblog



ここのところ、このブログに掲載した写真が狛犬ばかりになっていますが、それは偶然の重なりです。本当は、他の写真を掲載したかったのですが、生憎と逆光だったので良い写真が撮れなかっただけです。さてその狛犬、これは鹿沼市加園地区の鎮守様である八幡神社にあるものです。もっとも、あるといっても今はその役目を終えて本殿裏の藪の所においてあるだけなのですが…。それでも、今の本殿前に置かれている狛犬よりも像容的にその何倍も素敵な狛犬さんです。右側の一頭だけ写っている狛犬さんも、その表情が何ともいえなく良いですね。もう一頭の相棒は、更に酷い樹木の影に隠れていて写真に撮れないのが残念。
 今回の鹿沼市石仏巡りは、朝の8時半から市街地のお寺さんを皮切りに開始です。その詳細は、既に別ホームページの「石仏巡り報告」の方へ掲載してありますから、ここで細かいことは述べませんが、それにしても色々あった一日でした。特に最後に訪れた雲龍寺さんでは、初めてその存在を知った「適所浦上翁」の墓碑。幕末に鹿沼で私塾を開いて二百余名の門弟を育てた先生のものです。しかし、碑文本体を手拓途中で雨が降り出し、やむなく中止。また同寺さんで、私にとっては丁度60基目となる妙哲行者碑や、四十八夜塔(栃木県内で三番目の出現塔)にも出会いました。当寺は、石橋氏の菩提寺とのことなので、墓地内にはまだまだお宝が埋もれていることでしょう。次回の再訪が楽しみです。
 いや~あ、それにしても急に暑くなりました。石仏巡りも、この頃では身体に堪える歳になりました。今年の夏は、サボりながらの石仏巡りにしようと、早くも根を上げています。そして多分明日からの土・日曜のいずれかは、相変わらず鹿沼市へ入っていることでしょう。天気と気分が良ければですが…。

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