石碑調査(栃木県限定)と拓本等について(瀧澤龍雄)

石碑の調査(栃木県内限定)を拓本を採りながら行っています。所在地などの問い合わせは不可です。投稿は、実名でお願いします。

2013年11月23日は、栃木市大平山へ石碑調査に行きました

2013年11月27日 | Weblog

天候は絶好の紅葉見物日和。そこで気分良く栃木県栃木市の大平山まで来てみれば、早朝にも関わらず道は紅葉見物の車で大渋滞。これでは、車を止めるのに苦労するかと思いつつ、渋滞の中を進めば何のことはない。私が車を止める予定の随身門脇は、一台も止まっていない。恐らく、ドライバーはここへ車を止めると大平山神社に叱られると思って留められないでいたのだろう。これはシメシメと車を乗り入れた瞬間に、それを見たドライバーは我先にとその狭いスペースへ車を止めて、私にここへ止めても良いのかと聞いてくる。そこで少しだけ茶目っ気を出して、ちゃんと他の車が出来るだけ止められるように詰めて駐車してくださいと、その場所の管理者ぶって言って、出来るだけ多くの車を止めさせることが出来た。
さて今回は、前回に銘文本体だけの手拓で時間切れとなった宗川先生の碑文台座にある石文調査から始める。そして次に、長~い石段を降りて上記に掲載した石碑の調査を行う。しかし何しろ高さが3.5メートルもある巨大碑。最上部の文字が、汚れていて何としても一文字読めない。悔しいこと限りないが、こればかりはどうしようもない。その他の碑文はそれなりに読めたが、何しろ文字数が多い。予定以上の時間をここで浪費?してしまった。この紅葉真っ盛りの中での碑文調査。次から次へと脇の石段を登ってくる観光客は、「あのオジサン、何をしてるのか?」と怪訝な顔をしているが、そんなことは無視してひたすら銘文手写。何しろ、校正するにはここへもう一度来なくてはならないので、そんな事はしたくない一心での真剣勝負の手写となる。
 終わって、ほっと一息。まだまだ今日は時間があることだしと、今度は石段途中にある、この石段を造った時の石碑「石階築造碑」を調査し、ついでだからとこれは手拓することにした。それでも、午後2時には全て終わってしまった。本当は、もう少しこの大平山にあるだろう他の石碑も探し出したかったが、何しろ観光客が多い。車をあちこちと動かすのは大変なので、今日は少し早いがこの辺で切り上げて帰ることにした。それにしても、またまたこれで清書しなければならない碑文が溜まってしまった。そこで次回は、石碑調査を一休みとして、少しは石仏も見に行こうと思っている。尤も、天候が良くて、暖かければの話だが‥。

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