石碑調査(栃木県限定)と拓本等について(瀧澤龍雄)

石碑の調査(栃木県内限定)を拓本を採りながら行っています。所在地などの問い合わせは不可です。投稿は、実名でお願いします。

今回は、栃木県旧今市市塩野室地区の人々のために活躍した人物の石碑紹介です

2018年09月10日 | Weblog

昨日も、朝から霧雨なので遠出を避けて現日光市(旧今市市)の塩野室公民館敷地に建っている「青木尚徳翁碑」の手拓に行きました。現地に着くも、こちらも雨が降っていて拓本は採れない。そこでいつものよう隣家に声をかけてから、雨の中での碑面掃除。相変わらず、この石碑も汚れと嫌らしい苔が文字の印刻部分にあるので、それを時間をかけて綺麗に掃除する。その掃除が終えても相変わらず雨が降っている。折角ここまで来たからにはと、掃除した石碑に雨傘を立てかけてから、雨が止むことを期待して車中で雨宿り。そして待つこと一時間余、ようやく10時過ぎて雨が上がる。早速碑面を見ると、傘をさしていたために掃除で水分を含んだ碑面は画仙紙がうまい具合に貼れそうな乾き具合。
気分よく水張し、早速に墨入れをしていると、隣家のご主人が様子を見に来る。拓本を採る現場を直接見るのは初めてのようで、興味津々と眺めては、雑談をしつつ作業続行。一枚目を墨入れ終えた段階で、家でお茶でも飲みましょうと声を掛けられるが、今は雨が降っていないとはいえ、いつ振り出してもおかしくない空模様につき、作業が全て終えたらお伺いしますと言って手拓作業を続行。結局、周りの掃除やら後かたずけを終えて隣家に出向いたのは限りなく12時に近かった。「もうお昼ですから、お礼のご挨拶だけで失礼します」といいつつも、余りにも熱心に「お茶一杯だけでも」と勧められて断り切れず頂戴する。世間話をしながらの、熱いお茶の美味しい事この上なし。そして帰り際には、地元名産のお饅頭迄ずうずうしく頂いて現場を離れる。その後はいつもの休憩場所で昼食とし、午後は隣の地区の嘗て拓本を採らせて頂いたお宅に資料等を渡しにお伺いし、そこでも世間話に時間を取られて、結局は午後の部に予定していた石碑の採択は諦めて早めに帰宅する。
さて、そんな訳で今回は拓本だけの掲載をしました。銘文清書などは、終わり次第掲載しようと思っていますが、今週は他にしなければならないことが幾つかあるので、そちら優先で3~4日掛かりそうです。

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