前日は、「一日中雨!」!と一夜のうちに天気予報が変わっているのを確認もせず、今日は晴れるものだと確信しつつ雨の中を宇都宮から佐野市田沼町の庚申山まで車を運転。通行量が非常に少なく、8時前にはいつもの鶉坂駐車場へ着いてしまう。やがて、今日の相棒、山口氏も到着するが、一向に止まぬ雨ではどうしようもなく、車の中で雑談をしながら過ごす。結局は、庚申塔調査に関しては全く何もせぬまま、くだらないその他の行動をして早めに帰宅する。
そして翌12日は、本当に暫くぶりの真夏の陽気で太陽も朝からギラギラと輝いている。相変わらず8時前に現地へ着いてしまった私は、山口氏が来る前に1基でも多く未調査の倒れているままの庚申塔調査に入る。それにしても、綺麗に刈り払いの終わった参道沿い両側に、延々とまだ倒れたまま置かれている庚申塔風景はそれだけでも見ごたえのあるもの。皆様には、その両側に倒れているままの庚申塔がどこまでも続いているのがわかるでしょうか?。そんな風景を写真に撮ってから調査に入るが、ものの5基も調べ終わらないうちに山口氏も到着。今日は昨日のリベンジということで、彼もやる気満々。そしてお互いの持ち分の今日の作業を別々になって行う。その作業が、私が記録と写真を撮り終えた庚申塔を、今度は綺麗に並べ立てる作業。それを見ると、やはり倒れている庚申塔よりは立っている庚申塔風景のほうが良いと、また写真撮影する。今回はその二枚の写真を掲載しました。
ところで、山口氏は自分の作業の合間に「庚申塔」という宝探しで、まだまだ土中に埋もれている庚申塔を金属棒を使用して掘り当てている。前回は4基、そして今回は何と7基もの、皆でさんざん探し回った土中から掘り当ててくる。流石、埋蔵文化財にも関わっている彼らしい成果と、その感の鋭さに敬意を表する。そんなこんなで、太陽が高いこともあって午後4時まで夢中になって記録と写真を撮っていた私である。最後に家に着いて発した一言、「嗚呼、疲れた!」。
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