石碑調査(栃木県限定)と拓本等について(瀧澤龍雄)

石碑の調査(栃木県内限定)を拓本を採りながら行っています。所在地などの問い合わせは不可です。投稿は、実名でお願いします。

足利市大岩毘沙門天の石碑を見てきました

2018年05月21日 | Weblog


昨日5月20日は、前から訪ねたいと思っていた足利市の最勝寺さんへ行きました。目的は、境内にある戦争戦死者の銘文付き墓碑調査です。朝早く行ったので、住職さんに会うことが出来て調査のお願いを快諾していただき、早速に拓本採り。今日は、気候が最高の条件で寒くも暑くもなく、加えて風もない。墓碑両面を気分良く手拓出来ました。そしてその後は、住職様に山の上にある毘沙門天仁王門の前に立つ、もう一つの石碑調査も拓本採りをも含めて快諾を頂いたので、早速向かう。今日は日曜日だが、運よく石段前の狭い駐車場には一台の車も止まっていない。少し早いが、調査作業等に入る前にここで昼食とする。そして森林の中でのんびりと昼休みをしてから、作業道具一式を持って石段を登る。目的の石面は、ものすごいノロで汚れている。尤も、最初から予想済でバケツたっぷりの水を用意してきたので、まずは碑面掃除。その掃除が終えてから、写真に撮ったのが掲載したものです。ただ、私の重たいカメラ三脚を持ってこなかったので、少しピンボケになってしまったが、まあこれは仕方がないだろう。その後は、ここでもルンルン気分で手拓作業をすることが出来た。ただし、最後の一行の中の文字サイズは一字が1.5㎝で彫りも浅い難敵が待っていた。根気よく、丁寧に採択して、何とか拓本として仕上げることが出来た。そうして時間を見ると、まだ午後の2時半。このまま帰宅するには早すぎるので、境内を散策することにしてあっちへフラフラ、こっちをのぞき見と時間つぶしをする。その中に、地面に置いてある大きな梵鐘に、気の遠くなるような文字数で仏典に出てくる仏様の名前が刻まれているのを見て、金文には手を出さない私だが、自分の勉強のためにその全文を知りたくなる。勿論、拓本を採らなくてはならないので今回は断念したが、「そうそう、佐野市の高橋氏ならその全文を調査済だろう」と、その資料を無心したくなる。その後で山を下りたが、帰宅するにはまだ時間が余っているので、今度は市街の福厳寺さんへ立ち寄って雑談をしてから、日曜日で行楽に最高の日だというのにガラガラに空いている国道293号線をのんびり走って宇都宮へと帰路につく。

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