石碑調査(栃木県限定)と拓本等について(瀧澤龍雄)

石碑の調査(栃木県内限定)を拓本を採りながら行っています。所在地などの問い合わせは不可です。投稿は、実名でお願いします。

2009年4月11日も今市市の石仏巡りでした

2009年04月12日 | Weblog
 昨11日土曜日も、先週に引き続いて栃木県今市市(現日光市)小林地区へ入りました。と言いつつ、最初に訪れたのは日光街道沿いの石那田地区原坪で、この地区の庚申塚を改めて調査しましたが、以前には調査漏れした碑塔が近くにあったのに気付いて一人苦笑いです。朝一番と言うこともあって、ついついこの場所で一時間ばかり時間を使ってしまいました。
 そこで、急いで今市市へ入り、まずは小林地区一区(宿組)から入り、1994年に調査して以来の庚申塚を訪れ、昭和庚申年塔等を調査しました。ついでに、その場所隣にある地区の共同墓地へも入り、捨てられ同然になっていた石塔を、あるものは引き起こし、また上に乗っている無縁墓碑等をどけての調査になりましたが、この地区での新たな碑塔確認で嬉しくなりました。
 そこを終えてから、前回に訪れた滝尾神社へ行き、前回に調査した偈頌塔の銘文一部に不確かな文字があり、それを再確認しました。おかげで、面白い偈文を確実に拾えましたので、大満足です。それからは、小林地区のまだ一度も通っていない小道を中心に巡り、そこでも幾つかの新たな碑塔を調査することが出来ました。しかし、個人宅の庭先に馬頭観音塔が有りましたが、生憎と住人不在で今回は調査することが出来ず、本当なら今回で終了するはずだった小林地区での調査に数基の未確認塔を残してしまいました。今回は、とにかく小林地区の調査を終了することにあったので、一部に不満が残るものの「まあ、仕方がないか」と諦めて終了とし、それからは隣の塩野室地区の調査に入りました。
 この塩野室地区も大方の調査は既に終了している地区ですが、今回は改めての調査と言うことで再確認を含め、特に今まで気にしつつも立ち入らなかった墓地等の調査に重点を置きました。そのお陰か、思わぬ墓地内の最奥地で数基の新たな碑塔を確認することが出来ました。やはり、気になる場所へは無駄を承知で調査に入らねばと改めて実感しました。そんな塩野室地区調査は次回も行う予定です。
 午後も2時を過ぎたので、次週の日本石仏協会様との日光石仏見学会のために、日光まで一走りし、ホテルでの打ち合わせと初日の昼食弁当と二日目の昼食場所食堂を予約しに行きました。
 そして急いで今市市へ戻り、今度は森友地区にある滝尾神社へ行きました。今回の今市市石造物調査は、神社等にある付属物調査も含めているので、過去に未調査だった滝尾神社の鳥居や灯篭等の調査にです。実際に調査してみると面白いことに、灯篭は宝永年間。鳥居は元禄年間と、以外にも古いので、一人ニヤニヤしてしまいました。ただ、狛犬はイケマセン。見た目は江戸末期頃かなと思いつつ、写真を撮り紀年銘を確認したら大正年間。まあ、ついでだからとこいつも調査記録を取りましたが…。
 そんなこんなで、早くも時間は午後4時になってしまいました。とにかく今回の石仏巡りも暑く、汗びっしょり。もう少し調査したい気持ちを抑えて今回はここまでとしてのんびり満開となっている桜を見ながら帰宅しました。因みに、日光はまだ桜は咲いていません。恐らく、来週ぐらいが見頃かと思っています。
 それでは、次週4月18日・19日は、日本石仏協会様ご一行の水先案内となりますので、個人的に石仏巡りはお休みです。また、その翌週4月25日は多摩石仏の会様との今市・鹿沼・日光境界周辺の石仏案内のため、これまた個人的な石仏巡りは休みになります。従って、次回の個人的な石仏巡りは月が変わっての五月連休になります。だんだん暑くなる季節、二週間も空けてしまうのに不安を感じてます。
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