石碑調査(栃木県限定)と拓本等について(瀧澤龍雄)

石碑の調査(栃木県内限定)を拓本を採りながら行っています。所在地などの問い合わせは不可です。投稿は、実名でお願いします。

3月13日は、暫くぶりの快適な石仏調査でした

2010年03月14日 | Weblog

 昨日3月13日は、暫くぶりに快晴となり喜び勇んで足利市へ向かいました。本日の目的地は、足利市通七丁目近くの子育観音堂の上にある庚申塔調査で、佐野市在住の山口さんとの合同調査です。ここへは今年の1月23日に下見に来ていて、その時に見た感じでは約100基位だろう思ったが、山口氏はそんな数ではないだろうと言う。いずれにせよ、今日一日で私は調査終了出来ると考えていたのだが、早速に調査を開始してみると、あるはあるは、ここへ掲載した写真の最上段西側だけの庚申塔だけで64基という有様だった。到底、今日一日では調査が終了とは行かないのを、この時点で悟る。そして同東側の庚申塔群へ移ったが、ここにも43基が並んでいた。それらを調査終えた段階で午後も3時を過ぎていたので、今回はここまでとする。それにしても、一日で100基を超える庚申塔調査をしたのは、何年ぶりだろう。これも偏に山口さんの絶大なる協力があってこそのものと厚く感謝する。
 当地を離れるに際し、小便をして行こうと東側の山の中に少しだけ立ち入ると、そこにほとんど埋もれた状態の石が伏せている。大きさからして、これは庚申塔ではないかと山口さんを呼び寄せ、二人で掘り起こしを始めたが、土中に埋まっている石は何としても動かない。そこで、太い枝を拾ってきて、それをてこにして力任せに引き起こせば、そこには間違いようもない「庚申」の大きな文字がある。それからは山の中を徘徊し、新たに2基の同様な埋もれた石を見つけては同じ方法で動かしては、それらも庚申塔であることが判明。今回は、この3基の新たな庚申塔を掘り起こせた嬉しさで終了とし、本日の調査を終えて岐路に着く。
 次回も、ここの調査をしなければならないだろう。何しろ、すでにブヨなどが飛び回っていて、少しでも油断しようものなら喰われてひどい目に遭う。
 いずれにしても、山口さん! お疲れ様でした。
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