久しぶりに黒髪山に登りたいと思った。
黒髪山系に咲く、秋の花々も楽しみたい。
乳待坊登山口へ。
本日の第一の目的は、
この花、ヤツガシラ。
黒髪山系の固有種で、
牧野富太郎によってヤツガシラ(八頭)と命名された。
早い年は、10月中旬には咲き出すのだが、
今年(2024年)はいつまでも暑く、夏が長かった。
はたして……
出発。
歩き出してすぐの所に、ツワブキの花が咲いていた。
林道歩きが終わり、
ここから本格的な登山道となる。
ゆっくり登って行く。
もうすぐ見返峠。
見返峠に到着。
すぐに黒髪山の方へ向かう。
右に黒曜石を見ながら、ゆっくり歩いて行く。
しばらくなだらかな道が続くが、
ここから急登が始まる。
滑らないように気をつけながら登って行く。
黒髪山系は羊歯植物が多い。
西光密寺分岐を通過。
木々の根に注意しながら登って行く。
岩壁の横を通り抜けると、
鎖場、ハシゴ場の難所が始まる。
ハシゴ場を抜けて、
振り返る。
まだまだ続く。
右側が切れ落ちているので、
バランスを崩さないように注意しながら登って行く。
振り返ると、こんな感じ。
もうすぐ山頂。
最後のクサリ場。
黒髪山山頂に到着。
「久しぶり~」
有田焼の方位盤も「久しぶり~」。
360度の眺めも素晴らしい。
八幡岳や、作礼山や、遠く彼方に天山まで見える。
有明海も光って見えた。
これから花散策へ。
シコクママコナや、
アキノキリンソウを見ながら、
ヤツガシラの群生地へ。
だが、まだほとんどが開花していなかった。
開花は11月に入ってからのようだ。
それでも、よ~く探すと、開いている花を見つけることができた。
ねっ。
背の低いヤツガシラの方が、開花が早いようだ。
こちらも、けっこう開いている。
いいね~
角度を変えてパチリ。
イブキジャコウソウはもうほとんどが終わっていたが、
わずかに残っていた花をパチリ。
こちらにも咲いている。
本日一番のイブキジャコウソウ。
イブキジャコウソウとヤツガシラのコラボ。
嬉しい。
イワヒバや、
ハナゴケを見ながら、
ブゼンノギクの群れ咲く場所へ。
美しい。
ヤマラッキョウは、まだ蕾だったが、
こちらも、よ~く探すと、
ちょっとだけ開いた花を見つけることができた。
最後に、センブリの咲く番所へ。
今が盛りと咲いていた。
天山などではほとんど終わっているので、
黒髪山で見ることができて嬉しい。
なんて可愛くて美しいんだろう。
黒髪山系の山々は、遠くから眺めても美しい。
今日も「一日の王」になれました~