一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

霧氷の天山 ……朝早くに登ったら、美しい“氷の花”が咲いていた……

2022年01月13日 | 天山・彦岳


1月12日(水)

昨日(1月11日)、
勤めからの帰宅途中に天山を見たら、白く冠雪しているのが見えた。
下界は雨だったが、天山山頂には雪が降ったようだ。
今日(1月12日)も仕事であったが、
(午後からの仕事なので)早朝に天山に登ってみることにした。

天川集落を過ぎ、
天山スキー場(破産申請をし廃業した模様)からの道と合流する地点まで来ると、
道はアイスバーンとなっており、
(ノーマルタイヤなので)この手前に車を駐め、ここから歩き出すことにした。


滑らないように気を付けて、


ゆっくり歩いて行く。


天山ダム分岐を通過。


登山口まで、もうすぐ。


7:40
天川登山口に到着。
当然のことながら、一台の車も無い。
嬉しい。


ワクワクしながら再スタート。


思った以上に雪があった。


素晴らしい雪景色。
(霧氷に見えるが、ここはまだ霧氷ではない)


野ウサギの足跡を発見。
可愛い。


楽しい。


あめ山分岐を通過。




いつもの場所でパチリ。


この辺りは登山道が凍っており、


氷の上に雪が積もっているので滑りやすい。


こちらは鳥の足跡かな?


ふと目を上げると、霧氷が見えた。


途中まではまったく見られなかったので、嬉しい。


こちらの木にもびっしり。


遠景を楽しみながら登っていると、


またもや霧氷が……


天山では、くじゅうや雲仙のようには霧氷を見られないので、かなり貴重だ。


嬉し過ぎる。


ずっと見ていたい気分。




もうすぐ山頂。


天山山頂に到着。




靄っているので、展望はイマイチ。


道標には小さな“エビの尻尾”ができており、




枯草にも霧氷ができていた。


稜線散歩へ。


見事な霧氷。


見ているだけで楽しくなる。


青空に映える。


太陽の光が霧氷を一段と輝かせる。


素晴らしい。




稜線にいるのは、私ひとり。


松の葉にも霧氷ができている。


白と青。


こんな風景を、


独り占め。


くじゅうや雲仙に行かずとも、
家からすぐ近くの山で霧氷を見ることのできる幸せ。


幸福感に浸りっぱなし。(笑)


「私だけの天山」を実感する瞬間。




天山山頂や稜線には「樹木がない」というイメージを抱いている人が多いと思うが、
灌木がけっこうあるし、


霧氷も楽しむことができるのだ。


存分に霧氷を楽しみ、


山頂に戻った。


下山する頃には、霧氷も融け始めており、
昼頃に登った人は、見ることができなかったであろう。
朝だから見られた、美しくも儚い“氷の花”であった。


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