一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

平尾台(大平山~貫山) ……自生種のキキョウにまた逢いたくなって……

2013年08月11日 | その他・佐賀県外の山
北アルプス遠征から帰って以降、
仕事が溜まっていた私とヤスさんは、
ずっと休まず仕事をしていた。
そして、
二人一緒に休みが取れたのが、
今日(8月11日)。
連日、猛暑が続く中、
「さて、どこへ行こう」と思案。
久しぶりに自生種のキキョウを見たいと思った。

昨今、自生種のキキョウを山で見ることはほとんどない。
それほど減少しているということであろう。

自生種のキキョウを見ることができるということで、
リーフさん、ビスターリさんの案内で平尾台を歩いたのは、
2010年8月15日のことであった。
〈もう3年も前になるのか……〉
と、感慨深く思い出す。
キキョウだけでなく、ノヒメユリもたくさん咲いていたっけ。

暑さを覚悟で、平尾台に行くことに決める。
だって、この時期でないと見ることができないのだから。

午前6時に基山でヤスさんと待ち合わせ。
高速に乗り、基山SAで朝食。

7時15分に吹上峠に到着。
すぐに準備とストレッチ。

7:28
吹上峠を出発。
まずは大平山を目指す。




ゆっくり登って行く。


まず出迎えてくれるのは、ノヒメユリ。


今年は、3年前よりもさらに多いような気がする。


青空に映えて、美しい。


カワラナデシコもたくさん咲いている。


空の青と、草の緑。
「夏ぅ~」って感じ。


あの花に逢えないかな~と思って歩いていたら、


逢えました~


大好きなヒオウギ。


8:13
大平山山頂(586.5m)に到着。


山頂からの眺めも抜群。


山頂を過ぎてからもヒオウギがたくさん咲いている。
3年前より多く咲いている気がする。


ヤスさんもヒオウギが気に入ったようで、激写。


しばらく歩いていると、今度はハバヤマボクチを発見。


これくらい小さいのも可愛い。


この道標を過ぎた辺りから、キキョウが俄然多くなってくる。


その美しさにウットリする。


いいね~


蕾は紙風船のようで、可愛い。


ヤスさんも激写につぐ激写。


完璧な美。


完璧な色。


花だけでなく、背景を一緒に撮ると、その美しさが一層引き立つような気がする。


ねっ。


四方台への急登。


この急坂にもキキョウが群生している。


キキョウをかきわけ登って行く。


キキョウも3年前よりも断然多いような気がする。


急坂にあえぎつつ、キキョウの花に癒されながら登るヤスさん。


9:22
四方台(618.7m)に到着。


ここからの眺めも素晴らしい。


貫山目指して歩き始める。


コオニユリがたくさん咲いていた。


山頂直下の急坂がけっこうキツイ。


山頂が見えてきた。


9:45
貫山山頂(711.6m)に到着。


暑すぎるせいか、遠望はイマイチであった。


時間も早いし、暑いので、昼食は下山してからにする。
早々に下山開始。


展望を楽しみながら下って行く。


この平尾台の風景にはいつも驚かされる。


ダイナミックで、


しかも美しい。


ノヒメユリが彩りを添える。


こんな風景は、この平尾台だけ。


いいね~


10:40
茶ヶ床園地の四阿(あずまや)でランチ。
風が心地よく、ランチに最適の場所であった。


10:57
茶ヶ床園地を出発。
ノヒメユリなどの花々を楽しみながら歩いた。


11:25
吹上峠に到着。
休憩の時間も入れて、約4時間の山歩きであった。
やはり平尾台の夏は素晴らしいと思った。
ノヒメユリやキキョウやヒオウギが咲き乱れ、
展望も素晴らしく、夏を満喫させてくれた。

山歩きを終えても、まだ正午前。
今日も一日二毛作だ~

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