「逢いたい人に逢いに行く」という特別企画の第33回目は、
歌手の岩崎宏美。
このブログにも時々書いているので、ご存じの方もおられると思うが、
私は、岩崎宏美のファンである。
それもデビュー(1975年)当時からの……
なので、ファン歴は48年。
岩崎宏美のファンになるキッカケは、
やはり、あの素晴らしい歌声……
と言いたいところだが、
実は“顔”。(笑)
岩崎宏美がデビューした昭和50年(1975年)は、
山口百恵や桜田淳子や森昌子など、
「スター誕生!」出身のアイドル歌手が人気を博していたのだが、
私が好きになったのは、岩崎宏美。
『二重唱(デュエット)』を歌っている彼女を見たとき、
一目惚れのような感じで好きになってしまったのだ。
好きになったアイドル歌手が、たまたま歌が上手かった……
というのが、私にとっての岩崎宏美なのだった。
そんな岩崎宏美のコンサートが、佐賀市文化会館で行われることを知った。
単独のコンサートということではなく、
北九州グランフィルハーモニー管弦楽団演奏会のゲスト出演という形なのであるが、
岩崎宏美の生の歌声を聴くことのできるまたとないチャンスなので、
すぐにチケットを購入し、開催日の2023年11月12日を首を長くして待っていた。
で、開催当日、佐賀市文化会館に駆けつけたのだった。
佐賀市文化会館に到着。
佐賀市では、現在、「佐賀市民芸術祭2023」(11月10日~12日)が開催されていて、
その中のひとつの催し物として、
「北九州グランフィルハーモニー管弦楽団×岩崎宏美 ~名曲をあなたに~」
が、開催されるようだ。
佐賀市文化会館の前では、様々な行事が行われていた。
左奥に見えるのが「SAGAアリーナ」だ。
佐賀市文化会館の館内でも、「佐賀市民芸術祭2023」の様々な行事が行われていた。
会場は佐賀市文化会館の大ホール(収容人員1811席)で、
チケットは完売していた。
14:00開場。
14:30開演。
第1部は、北九州グランフィルハーモニー管弦楽団による演奏。
クラシックではなく、映画音楽の演奏で、
「風と共に去りぬ」「雨に唄えば」「アナと雪の女王」「アラジン」「ウエストサイド物語」「タイタニック」などのメドレーの他、モリコーネ、ニノロータ、ジョン・バリーなどの曲も数曲ずつ演奏され、映画好きの私としてはとても楽しめた1時間であった。
20分の休憩をはさみ、第2部へ。
岩崎宏美の大ヒット曲「ロマンス」の前奏が流れると、拍手が起き、
岩崎宏美がステージに登場すると、歓声と共に、さらなる大拍手が起きた。
(写真は岩崎宏美のインスタグラムより)
「ロマンス」の歌唱が終わり、岩崎宏美が、
「今日(11月12日)は、私の誕生日なんです」
と語ると、「おめでとう」の声と共に、またもや大拍手が起きた。
「65歳になりました~」
と語ると、驚きの声が会場に響いた。
「前期高齢者になり、介護保険証も届きました~」
と言って、笑わせる。
このように楽しい話を挟みながらの約1時間のステージはあっという間であった。
セットリストは以下の通り。
➀「ロマンス」
➁映画「美女と野獣」から「ポット夫人のナンバー」
③ミュージカル「レ・ミゼラブル」から「夢やぶれて」
④さだまさし作詞作曲の「いのちの理由」
⑤「思秋期」
⑥「聖母たちのララバイ」
アンコール「太陽が笑ってる」
ラストの曲「聖母たちのララバイ」を歌い終え、
拍手が鳴りやまないと、岩崎宏美の目に光るものが見えた。
奇しくもバースデーコンサートとなった今回の「北九州グランフィルハーモニー管弦楽団×岩崎宏美」であるが、満席の観客からの温かい拍手に感極まったのであろう、
何度も目頭を押さえるのが見えた。
「まさか65歳まで歌い続けているとは、若い頃は思ってもいないことでした」
と語っていたが、
確かな歌唱力がそうさせたのであるし、
〈岩崎宏美のファンで良かった!〉
と思ったことであった。
コンサート終了後には、
北九州グランフィルハーモニー管弦楽団の皆さんに声をかけ、
「写真を撮ってもらいましょうよ」
と言って、観客に向かって、
「ここから写真OKです」
と、言われたのには驚いた。
一斉にスマホやカメラを取り出す観客。
私もデジカメを取り出し、激写。(笑)
岩崎宏美は男前だ~
岩崎宏美のインスタグラム(11月13日 01時49分)では、
次のように語られていた。
11月12日佐賀でお誕生日を迎えました。
驚きました‼️
ゲネプロのとき、ロマンスのイントロでステージに出よううとしたら、いきなりゴージャスなハッピーバースデー曲
幸せすぎます❤️元気にお誕生日を迎えることができたことに感謝❗️
65歳の歌声をご披露できたことにも感謝です。
ぴーちゃんにもお祝いしていただきました。突然楽屋に現れて嬉しかった。
全国から沢山の親衛隊の皆さんも集結してくださり、ありがとうございました~❗️
お祝いメッセージも沢山いただいております。
まだ全部読み終えていませんが、じっくり拝見いたします。
ありがとうございました。
ぴーちゃんとはピーターさん(池畑慎之介さん)のことですね。
岩崎宏美の65歳の誕生日に、同じ会場で、多くのファンと祝えたこと、
そして、彼女自身も感激されて涙されていたことに、
私も大いに感動させられた。
楽しい一日であった。
今日も「一日の王」になれました~
「美女と野獣」MovieNEX「美女と野獣」日本語シング・アロング版(歌唱・岩崎宏美)