一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

私自身のための第1回「一日の王」紅白歌合戦 …対戦18組目「夜明け」対決…

2024年12月31日 | 私自身のための「一日の王」紅白歌合戦


今年(2024年)もついに大晦日となった。
明日はもう2025年である。
2025年の夜明けが近づいてきている。
……ということで、
私自身のための第1回「一日の王」紅白歌合戦の、
対戦18組目、トリは、「夜明け」対決。(これまでの対戦はコチラから)

紅組(大トリ)は、由紀さおり「夜明けのスキャット」。


白組(トリ)は、五木ひろし「夜明けのブルース」。



「夜明けのスキャット」は、
1969年3月10日に発売された由紀さおりのシングルレコード。


タイトルに「スキャット」とある通りに、1番は具体的な歌詞が全く登場せず、
大半が「ルー、ルールルルー」というスキャットで歌われる楽曲である。
(2番は普通に日本語の歌詞で歌唱)。


大ヒットに至った火付け役として、ラジオの深夜放送が挙げられる。
私も1969年(昭和44年)当時は、高校受験の勉強をしながら、
ラジオの深夜放送でよくこの曲を聴いていた。
由紀さおりは1969年に結婚しているので、
この曲がヒットしたときは(23歳で)既に人妻であった。


当時、中学生のマセガキだった私は、
由紀さおりの歌声だけでなく、大人の色気にも魅了されていた。(コラコラ)


「夜明けのスキャット」は、最終的には150万枚のミリオンセラーとなり、
由紀さおりは、この曲で、
1969年大晦日の『第20回NHK紅白歌合戦』に紅白初出場を果たした。
(以降1978年・第29回まで10年連続出場)
さらに、2012年の『第63回NHK紅白歌合戦』でも43年ぶりに本楽曲を歌唱披露し、
アメリカ・ポートランドから生中継で、ピンク・マルティーニとの共演で登場した。



対する白組は、当初、年代的古さを考慮して、
石橋正次の「夜明けの停車場」(1972年)を考えたが、


紅白歌合戦のトリなので(由紀さおりと同等の大御所歌手ということで)、
(年代的には新しいが)五木ひろしの「夜明けのブルース」を選出した。
(奇しくもスキャットとブルースの対決にもなった)
「夜明けのブルース」は、
2012年4月25日に発売された五木ひろしのシングル曲で、(B面:芙美子)
同年9月5日には、カップリングを変更したシングルもリリースされた。(B面:山河)


愛媛県松山市の繁華街・二番町を舞台とした恋愛をテーマにした曲で、
2018年1月13日には、同市二番町2丁目の第1ミツワビル前に、
歌詞・顔写真・サイン入りの歌碑(高さ約2m、幅約3m)が建立された。




五木ひろしはそれほど好きな歌手ではないのだが、
この「夜明けのブルース」だけは好きで、機会があればよく聴いている。
2012年12月31日の「第63回NHK紅白歌合戦」では、
手拍子をするAKB48をバックに披露された。



今回のこの記事が今年最後のブログ更新となる。
11月下旬からは毎日更新し、ちょっと頑張ってみました。(笑)
いかがでしたでしょうか?
来年も、(毎日更新はできないと思うけれど、ボケ防止の為に)更新回数を増やしたいと思っている。
来年(2025年)も宜しくお願い致します。
では、よいお年を~


※トリ・五木ひろし「夜明けのブルース」( 2012年4月発売)


※大トリ・由紀さおり「夜明けのスキャット」(1969年3月発売)

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